人生設計を立てる | のんきな3人ぐらし

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夫と中3の娘と3人でその辺のマンションに住んでいます。株式投資に夢中で、ブログの更新をサボりがちです。

 

娘と私は、計画的か無計画かという大きなちがいがある。

 

昔から娘は計画が大好き。細かいところまで決めたがる。計画の調整枠までしっかり作る几帳面タイプ。

夏休みも残りわずかという所で、突然、人生設計をコピー用紙にかきはじめた。

 

 

夏休み明けの漢字テストと計算テストの結果にはじまり、6年生は放送委員の委員長になり、△△中学へ入ってクラブは何をやって、〇〇高校へ入った後はどうするという感じ。

 

進学する大学によって少し枝分かれしているものの、細かいことがずらずら書かれている。最後は40歳で独立開業するところで終わっていた。

 

無計画な私からしたら、そんなに細かいことろまで書いている暇があったら、さっさと夏休みの宿題を終わらせて漢字テスト用に勉強すれば?とチクチク言いたくもなる(ぐっとこらえた)。

 

 

人生設計の紙をみて、娘は今の時点で本気で将来の夢を考えているんだとわかった。

 

娘の将来の夢は、娘の努力だけでは叶えられない。親のほうにも、資金調達という重大任務が待っている。

 

私は人生で初めて、医学部の学費を調べた。

私立なんて2000万弱~4000万弱が学費の最低ラインらしい。最低も最低、最低ラインがここ。

 

真っ青になった私は、夢中で検索をしまくった。どうやら、医学部はふつうの学部以上に、いろんな学費調達方法があるらしい。とにかく学力さえつけておけば、一般家庭であっても道は開けるのかもしれない。

 

「どうせなら医師免許を持った看護師になったら」と冗談で促したことはあったものの、即答で断られていたし、まさか娘から言い出すとは思わなかった。

 

 

もうすぐ8歳、将来の夢 2017.09.04

 

 

なぜ、看護師志望だった子が、外科医になりたいと言い出したのか。

「自分で手術をするのは絶対にいやだ!」とかたくなに言っていた子がなぜ変わったのか。

 

 

私は知っている。絶対に大門未知子に影響を受けたにちがいない。

 

昨年、娘はアマプラで初めてドラマをみて感銘をうけていた。世間のブームと時期がズレているのが、娘らしいところ。

 

今は心臓外科医と小児心臓外科医のどちらにしようかと、真剣に悩んでいる。

いやいや、そんな細かいこと医学部に入ってから、いや、研修医さんになってから考えてよ。

 

ここ最近の娘は、誰かに自分の夢について話すときは、テレビドラマの影響だなんて一切言わない。

 

 

「私の祖母が倒れた時に、絶対に助からないと誰もが思うような状態だったのに、助けてくださった姿に憧れたからです」

 

 

うっわー!!お手本かよ!!

 

話は実際にその通りで、うちの母は出かけた先で急に倒れて、運ばれた先の病院のおかげで、一命をとりとめた。今や、そんなことはなかったかのように、普通に生活をしている。

 

それと、引越前後の超ドタバタ期に、夫が腹痛を訴えて救急搬送され小さい内臓を摘出した。

夫はあっという間に退院して、母と同じように何事もなかったかのように生活している。

 

夫の手術直後に、先生が摘出した内臓をもって説明しにきてくださった。サービス精神にあふれた優しい先生が、ニコニコしながら夫の内臓をつんつんさわって、それはまあ事細かな説明をしてくださった。

 

血に強い私がギブアップする寸前まで、特別講義がつづいた(勘弁して…)。

ということが大門未知子の世界と重なって、娘は外科医になりたいのかもしれない。

 

この先、高い学力を求められる世界に疲れて、医師への気持ちが薄らいで、現実的な進路になっても私としてはまったく問題ない。

 

勉強をしなくちゃという自覚をもってもらうためにも、1日でもその日が遅くきてくれることを祈りたい。

 

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娘はドクターXを全シーズンみていません。どこかのシーズンの何かの話をすごくを気に入っていて、そのシーズンばかり見続けているので、どこかに何かポイントがあったっぽいです。

 

 

 

 

もしこの先、娘がものすごく勉学に勤しんで、大学入学共通テストで高得点を取れたなら…。

その時は私が、「娘が小学5年生のときは、わり算の途中にでてくるひき算をしょっちゅう間違えて、デヘデヘしているような子でした」なんて、どや顔の受験記を出版して学費の足しにします。

 

 

 

娘には、私たち夫婦の老後資金を残すためにも、どうかどうか国公立大でお願いしたいと言いましたが、私立大になったときは働いて必ず私たちに学費を返すと言っています。…じゃあ、まあいいか。しっかり稼げる女になってくれ。

 

 

 

そういえば娘がフライトナースに憧れていたころ、外科医をしている私の従兄弟(いとこチームの中で、この従兄は昔から超優秀な人だった)に会って話をしたことがあります。

 

外科医に向かって「医者はいやだ」と言い放った失礼な娘に対して、従兄弟は「実に賢明な判断だと思うよ、医者ほど割に合わない仕事はないよ。看護師?いいよいいよ、すごくいい!」と言っていました。大変な仕事なんでしょうね。