娘の悩み事

TVシリーズクレヨンしんちゃん嵐を呼ぶイッキ見20!!! 夏だ! プールだ! 太陽だ! あのコの水着がまぶしいゾ編 (<DVD>))
クレヨンしんちゃんにどっぷりハマりそうな気配が漂ってきました。プリキュアは？アイカツは？ディズニーは？いきなりそれ？

お風呂の中で、アンパンマン指人形を
触りながら娘が突然言った。

「お母さんはアンパンマンごっこに
飽きてる？飽きてない？」

話の展開が読めた私は、必死で
自己アピールに励む。

お母さんは全然飽きてないよ。
ほら、いくらでもやるよ。
楽しいよねアンパンマンごっこって。

心にもないセリフを言うのは、
お母さん＜お父さん　の図式を
少しでも覆したいがゆえ。

「お父さんはアンパンマンごっこに
　飽きちゃったんだって。
　もー、頑張ってほしいよ。」

顔をしわしわにしつつ、真剣な顔で
娘は私に訴えた。

娘から悩みを打ち明けられたのは
初めてのこと。

夫と娘は、朝食後にいつも2人きりで
寝室にとじこもり遊んでいる。

平日の夜に会えない2人は、
出勤前の30分が唯一のふれあいタイム。

ここ何日も夫の大声が聞こえていた。

「えー、またアンパンマンごっこ？
お父さんはもう飽きちゃったよ。」

その都度、夫を強引に誘っていた娘も
胸の内では心配していたのだと思う。

私は実りあるアドバイスをした。

「お父さんはね、バイキンマンと
カバオくんの役に飽きちゃったんだと
思うよ。

お父さんが飽きないように、お父さんは
お父さんっていう役名で出てもらったら？」

夫もこれなら布団に入り寝ぼけ半分でも
対応ができるはず。

妻のナイスアシスト。

娘はますます顔をゆがめて言った。

「嫌だよ、嫌だよ。そんなの嫌だよ。」

夫は娘がアンパンマンに飽きて
くれる日を心待ちにしている。

仮にアンパンマンを卒業して、
4才女児の大半が大好きなプリキュアへ
行ったとしても心配は心配。

夫にプリキュアごっこが務まるのだろうか。
キュアエースを真剣にやっている姿
なんて、妻としては目撃したくない。

どうも娘は、クレヨンしんちゃんに
なびきはじめている。

しんちゃんごっこ。はじまるのか？