去年。
2020年の11月16日。
◆事件記者の取材◆
亡くなった女性は、
人を頼らずに懸命に生きてきた。
自分の置かれた境遇を重ねる
人たちも多いことは確かだ。
仕事を失って、
家賃が払えずに住居を失えば、
ネットカフェ難民、
収入や蓄えが途絶すればホームレス。
【彼女は、社会に殺された】
菅前首相は、
自助➡共助➡公助、と述べた。
「最後の公助」生活保護。
生活保護を申請すると、
役所が「身内に扶養照会」するから
申請をあきらめる人も多いという。
申請をあきらめさせる現状が
【社会に殺された】
結果につながるのだろう。
さらに悪いことに、
生活保護が国民の権利でも
【貧困ビジネス】に利用されて、
一部では【不正受給】が起きている。
社会が歪んでる部分を
解消できないのは、政治の問題。
せめて亡くなった大林三佐子さんに
手を合わせたいと思う。
◆★◆