はやいもので3月になりましたね。
このたびは祖父の永眠に際し、お心のこもったお悔やみのお言葉をお寄せくださりありがとうございました。
おかげさまで初七日の法要も無事に済み、日常が戻りつつあります。
寂しさはまだ消えませんが、祖父が残してくれたものは本当にたくさんあって
思い返せば思い返すほど心が温かく、目の奥がじんと熱くなります。
思えば甘えてばかりでした。
物心ついた時からいつも笑顔で私のそばにいてくれた祖父。
考え方、人との接し方、生きる上で大切なこと
たくさんのことを諭してくれました。
そんな祖父が形をもって私に遺してくれたのがこのオペラグラス。
昨年、私が新婚旅行でイタリアに行くときに祖母を通してプレゼントしてくれたものです。
パチンと閉じるとカード位の大きさになるコンパクトイサイズで、
見た目的に結構な年代物だと思います。
これがあれば世界もきれいに見渡せるから
そういって手渡してくれたオペラグラスで見てきた景色は、本当にきれいで美しくて。
でも、葬儀の終わった夜に改めてオペラグラスから外を眺めてみたら
ぼやけてよく見えませんでした。
クリアに見えるにはもうちょっと時間がかかりそうです。
甘納豆が好きで
テレビが好きで
時代劇や刑事ドラマが好きで
達筆で
女子アナに詳しくて
いつだって和やかに笑っていた祖父。
アナウンサーという仕事に就いた私を心から応援してくれて
活動を報告する度に満面の笑みで喜んでくれた祖父。
最後の最後まで
母として一人の女性としての私を支えてくれた祖父。
本当に優しいおじいちゃんでした。
ありがとう。おつかれさま。
この声天まで届きますように
下を向くことなくしっかりと励んでいきますので
どうぞ空の上から見守っていてくださいね。
今日もとってもいい天気です。