ALS確定診断後、大学病院で精査入院したのは…
2024年3月
実は直前まで入院するかどうか迷いがあった![]()
入院前の診察で
診断がひっくり返る可能性は低い
と聞いていたから。
当初予定していた入院期間は2週間〜3週間![]()
時間の無駄なんじゃないか?と。
ただ、
若年なので他の隠れている疾患があるかもしれない
大学病院は神経内科医が多く、
今までとは違った視点で発見があるかもしれない
教授回診もあるから、教授から何らかのアドバイスがもらえるかもしれない。
…と担当医から言われ、
親の勧めもあり入院することに![]()
入院中は4人部屋。
神経内科なので、同室にはパーキンソン病の方や
脊髄小脳変性症疑いで検査入院をしている方等
様々。。
私の親世代(60代後半)の人もいれば、
20代後半の若い女性もいた
血液検査、頭部頸部脊髄MRI、針筋電図検査、
神経伝導速度検査、髄液検査(ルンバール)、
脳波検査、胸部X線、心電図、肺機能(呼吸)検査、
骨塩定量(骨密度)検査、高次機能検査…
入院中は色々な検査をした![]()
そして…
待ちに待った?教授回診
は、
研修医をたくさん引き連れて行われた
私が左手を広げると、
親指と小指を横から押され力比べ…
すると、親指だけ力負け。。
これを見た教授が研修医に対し、
「親指に力が入らないのに小指には力が入るのは
何というか知っているか?」
研修医「…いや!わかりません!」
教授「スプリットハンドっていうんや。
覚えておきなさい。」と
私 「それってALSの特徴やん!」
(心の声)
廊下を歩いてみせたら
教授に「カクカクしてるね〜」と言われ
私が「階段の上りは大丈夫ですが、
下りは手すりがないと無理です」と言うと、
研修医に対し、
教授「普通は上りの方がつらいはずだろ?
この意味がわかるか?」
研修医「は、はい!」
という感じで…
この教授回診はほぼ研修医の勉強の場
のように感じた
一通り検査を終えた頃、
担当医と別室に移動し、
結果は「年齢以外は典型的なALS」
と告知される。
「色々検査をしたけど、結局他には異常はなかった。ごめんなさい
」と
診断は変わらないだろうと思っていたし
特に驚きも悲しみもなかった![]()
教授もあぁ言ってたことやし、やっぱりな![]()
っていう感覚。![]()
そのあと何か質問ある
と聞かれたので、
「私は足から発症しているので、歩けなくなるのが先だと思いますが、どれくらいで歩けなくなりますか?」と質問![]()
担当医「人工呼吸器まで約3年だから、
だいたい1年〜2年くらいかな。」
他にも色々質問したが、
女医さん👩⚕️というのもあって話しやすく
終始和やかな雰囲気だった
発症から確定診断に至るまで
平均13ヶ月と言われるALSだけど…
私の場合、
走れなくなって約4ヶ月…
歩きづらくなって約2ヶ月…で確定診断。
最初の整形外科にも断られ
神経内科の初診で総合病院を紹介された私。
こんなにスピード診断だったのも
典型的な、いわゆる教科書通りのALS患者だから
だったんだろうと思う。。