不妊治療4年、42歳でようやく妊娠しました。
最後1年、リプロのおかげです。

それまでの3年をもっとうまく使えていたら…と後悔もあります。

クリニックについて、今思うことを書きます。
本当に今、誰かのきっかけになれば幸いです。


わたし38、夫42歳で結婚した頃、

田舎県に住む私たちが

自宅から通える不妊治療クリニックは

そこしかありませんでした。



70代の院長が長年やられてて

小声で「あぁ」とか「うぅ」と発した言葉を

取り巻きの看護師が、はい、じゃあ後で説明するね〜とすぐ退席させられるような診察でした。


毎回、すごくモヤモヤしてました…



院内には、30年くらい前に県内初の無精子症からの出産に成功!の新聞記事が掲げてあり

きっと先駆者で崇拝されていたことがわかります。


本当にその1軒しかなくて、 

周辺病院のドクターも非常勤で来て勉強、

他は産科と一緒になってるクリニックでタイミングをとるぐらいしかありませんでした。



治療は画一的で

採卵前は、毎日通院しておしりに注射、

全身麻酔で採卵、目が覚めても5時間安静。


採卵後は、卵巣を休めるために3ヶ月休む。

自分のお尻に打たれる注射名もわからず

淡々とスケジュール表に沿って

採卵と移植を繰り返していました。



繰り返しても繰り返しても陰性。



ネットで知り得た知識や質問などがあっても

診察で話そうとすると、院長は不機嫌になり

すぐ看護婦にシャットアウトされ診察室から追い出される始末。


あと、内診のカチャカチャと銀色のクスコも

目を瞑るくらい毎回痛かったです。

(器具が古い)



だけど、友達も義妹もそこに通って妊娠したし

ブライダルチェックも互いに異常なかったし

まだギリ30代だし

あとは回数をこなせばできる!!!

と本気で思ってました。


自宅から通える範囲はここしかないし

ここに通うしか無いと思いこみ

毎回仕事を早退したり、あれこれ言い訳しながら

1年半以上通い続けていました。



なんせ採卵まで半年かかってるので

受精卵が数個できて

1個ずつの移植でも1年かかりました。


最後、稽留流産の時に、看護師から

「厳しいけどまた頑張ろう、うちには40代もいるから」と言われて

ようやく、転院の時期なんだなと気づきました。




と、長々愚痴っぽくなってしまいましたが

もちろん、実績多数のクリニック!

地元ではそこに行けばできる!と有名で

大変繁盛していました。




そこで、わたしが言いたかったことは……


38歳、ダメなら半年で転院すれば良かった!


です。



実際に、実績に入った周りの知り合いたちは

30代半ばとか旦那が年下で精子が元気!

みたいな優位性がありました。


私にはそれら優位性がなく、

私は、年齢的にすでに難関患者だったのです。

その自覚がありませんでした。


田舎の画一的なクリニックでは

もう対象ではなかったのです!




看護師は次も前向きにがんばろうと言うけれど

自分がもうそのレンジには入っていないことを、もっと早く気づくべきだった




実際、リプロでは

夫の手術をして、私の手術をして

複数の薬や注射の投与を調整して、検査して

と夫婦各々オリジナルの治療計画をもって

やっと妊娠できましたにっこり



そりゃ、手術も何もせず

2,30代と同じような画一的な

治療で何回移植してても

ダメだったろうよ…と今ならわかります。


しかしあの時は

いや、交通費かかるし…とか

毎日通院できないし…(自己注射を知らなかった!)とか

なんだかんだ言い訳をして

現実から目をそらしていましたチーン




もし今、

田舎のクリニックで悶々としている方や

半年から一年結果が出ない方や

クリニックに年齢のせいにされている方いれば

都会の一流クリニックにセカオピで話を聞きにいくことを心の奥底からおすすめしたいです!!!



想像以上に、患者が調べる以上に

打つ手はあることを知りました。


こんなにも医療の格差があるんだと知りました。


もちろんお金はかかりますが

お金は後から取り戻せる、

年齢は取り戻せない!と自分に言い聞かせていました。



一日でも若いうちに、


わたしのような後悔する人が

少しでも減りますように。


赤ちゃんを望む方全てが幸せになりますように。




最後までお読みいただき、ありがとうございましたニコニコ