もうすぐフィギュアスケートの全日本選手権だ。今年は幸い東京の代々木体育館なので、試合3日間通う身には行きやすくて助かる。
例年、五輪選考前はさいたまスーパアリーナのことが多くて、遠すぎるから都内の実家から作戦やら、板橋、西川口付近で泊まるなど色々やっていた。
体力も衰えてるから近くだとまだこのくらいなら頑張れるかと。
今季は試合の遠征をしてないから、フレンズやアイスブレイブといったショーに行ってた感でいえばフィギュア観戦は夏以降ボチボチ続けてはいたが、試合の観戦は国別以来で久しぶり。
ファイナルも配信買う気で休みを取ったけどかなりBSのおかげで見れたからまあテレビのみで済ませた。
日本人上位2名はそれぞれもういるので、五輪選考とはいえ3人目がどうなる?のが最大の関心になりそうではある。
好きな選手も自分の予想では五輪を目指してこれまで頑張ってきているはずだから、結果によればこの試合が引退になる可能性があるので、どうしても現地観戦をしたいと思った。
CS朝日でようやく最近月遅れながらGPSの試合映像を放送してくれてるので、それ!と予約録画しまくり。
それを見てる時間もないのでそのままBDに焼くのが深夜で、朝から昼までまた別の試合を焼いての繰り返しをして容量を空けないと!と因果な状態。
気分は盛り上がるのだが物足りないので、お風呂の中や寝る前に、昔買った漫画やら小説やらを読んでいる。

こちらは碧野圭さんの作品。

こちらは小宮良之さん、雫井脩介さんのもの。

左と真ん中はアイスダンスの漫画で、右が男子シングル。
昨年アニメにもなり、来年シーズン2の放送も決まったメダリスト!ももちろん買っている。
この作品は珍しく女子シングルの、それもノービスから描いているし、コーチが元アイスダンスの無名の選手だった人という点も斬新だし、アニメ化にあたり、プロフィギュアスケーターの鈴木明子さんにモーションキャプチャーを装着してもらい、振り付けした動きを実際に氷上で滑る様子を取り込んで絵にしている、というのも凄いなあと思う。
古くからの漫画でいうと、ひだのぶこさんの銀色のフラッシュ、ブルーインパルスなどの作品があるが、銀色…は絶版で買えない😰💦
竹宮惠子さんのロンド・カプリチオーソ
槙村さとるさんの愛のアランフェス、白のファルーカなども名作であろうが、ペアの話だった。
やはり少女漫画だと恋愛も必要でカップルを出したかったのかなとは思うんだけど、実際は日本ではシングルばかり強いせいか競技としてはやる人も少ないし知名度も低かったはずで、よくあの時代に漫画かけたなあ、なんて感心するが。
自分は多分小1くらいから漫画雑誌を買っていて、いわゆるコミックも3.4年生くらいから集め出したような、スケートよりもマンガヲタクが早かったためか、当時皆さんが熱中したエースをねらえ!のようなテニスものには、名前は知ってたけど絵が好きじゃなくて読まなかったので、スポーツもの、という意味じゃなしに好きな漫画家さんのもの、から入ってた感じがする。
では実際にいつくらいからフィギュアスケートを見たかというと・・・。
記憶に刻まれたのは札幌五輪のフィギアスケート。
ジャネット・リンさんの妖精のような可愛らしい姿で、後はジャンプ競技の日の丸飛行隊による表彰台日本人独占と、トワ・エ・モアの「虹と雪のバラード」の記憶しかない。学校で歌わされたからねえ。
あれ以降、サラエボ五輪でのトービル・ディーン組の伝説、当時の採点でジャッジ全員が満点6.0を出したFDのボレロの衝撃が凄くて、フィギュアスケート観戦ヲタクとしてハマった次第。
佐野稔さん、渡部絵美さんが世界選手権に出て、五十嵐文男さんがNHK杯で優勝したあたりからテレビも見始めたのかな、でも当時は今のロシア、ソ連が超強くて、ペアなんか10連覇してたんじゃなかったかなあ。
伊藤みどりさんというスーパーヒーローの登場でかなり入れ込むようになり、VHSに録画するようになった。またあの頃はいい時代で、必ずしも日本の選手が凄く強いわけでもないのに、NHKのBSで今でいうGPSの試合を放送してくれたのだ、もちろんペアもダンスも!あのまま権利を持っていて欲しかったよ。今では見られない古いVHSでたくさん録画残ってるんだが・・・。
カルガリー五輪でのみどりさんの溌剌とした演技、中学生で出た八木沼さんの頑張り、女王カタリーナ・ビットのカルメンと、男子のブライアン・オーサーとブライアン・ボイタノの対決、これも凄かったわ。あ、そうそうゆまちのパパ、鍵山正和さんも出てたよ。
アルベールビル、リレハンメル、そして長野。
本田武史、田村岳斗、荒川静香とお馴染みの皆さんは高校生で出場、ただある意味まだみんな若すぎて経験不足。これを踏まえてのソルトレイクシティやトリノだったね。
確か男子が五輪で4回転降りたのが長野からだったかと。クーリックとストイコ、ヤグディンとやはりロシアが強かった。キャンデロロのダルタニャンは忘れないよねえ、銅メダルだったな。
女子は15歳?のタラ・リピンスキーがポンポン3-3飛んで金メダルだっけ?クワンが銀メダル。あれより陳露の演技の方が覚えてる。
個人的には長い間ソルトレイクシティ五輪の男子シングルが一番好きだったかな。プル・ヤグのロシア人金メダル争いが凄かったんだけど、これに本田武史がからみ、3人目のロシア男子アレクサンダー・アプト(イケメンだったの)にアメリカのティモシー・ゲーブルと恐ろしい最終GPだった。
それに、全盛期は過ぎていたけどカナダのエルビス・ストイコとアメリカのトッド・エルドリッジが、前後の滑走だったのでお互いに手でパン!と励ますような仕草があって、とても胸が熱くなった。
女子も村主さんが頑張って5位だったかな、エキシビも出て感動した。2003GPFで優勝してる。
トリノに向かうまでに荒川さんもワールドで優勝したり、ジュニアから安藤さんが出て、浅田真央さんが出て、高橋大輔さんが世界ジュニア選手権初優勝、と黄金時代が到来していった。本当にあっという間に時間が過ぎて行った気がする。
この黄金時代がきたためか、だんだん世界選手権なんかもテレビで見られるようになったんだけどね。、一時期、編集されたものが真夜中の1時間だけひっそりと、それも女子のみの放送だったりして、BSでGP(当時はチャレンジャー大会だったかも)の試合は何とか見ていたけど、世界選手権は放送してくれてなかったために、特に上位になってなかった男子なんて何位かもわからないまま。新聞にも結果出てないし、優勝したのが誰かもわからない、なんてことがあった。
まあ、今だって放送がそのまま中継してくれれば問題ないのに、どういう理由かあまり生中継しないで編集されまくったりするんで、CS放送加入という手を使って出来るだけ映像を見逃さないぞ、ということをしてはいる。それでも月遅れにしかならないが、配信を買っても録画出来ないしさ、見る期間も限られてるんでイマイチだ。
何がそんなに好きなのか、うまく説明が出来ないけど、ジャンプ降りた時の着氷時の姿勢の流れの美しさ・・・。すごいコンビネーションとか、音楽との調和、音はめとか、衣装の美しさ、などスポーツとアートの融合が一番かもしれない。
競技を引退しても、プロスケーターとして活躍してくれる人がたくさんいてくれるのもうれしい。
そりゃ試合が好きなので好きな選手の引退は寂しいんだけどね、大学を卒業するタイミングでまだまだ出来るのに辞めざるをえない選手が殆どだから、続けられるのはほんの一握りの選手。しかもプロで出来るって相当特別なことだと思う。
プロならではの工夫されたショーの演目は競技と違って自由だし、コラボもあったりで本当に楽しいので、試合とは別物で好き。ただ開催時期や場所がいろいろなんで、全部は行ってられないから残念に思う時もあるけど。