『The prevention of breast cancer – the answer is in our bodies
(乳がんの予防 - 答えは私たちのからだの中に)by Rebecca Briant』
という記事。
この中で紹介されているのが、乳癌研究者ミナ・ビッセル(Mina Bissell)博士の研究。
エピジェネティックス(epigenetics)って聞いたことありますか?
epi(その上の、追加された)-genetics(遺伝子)
後生学。
遺伝子になんらかの影響をあたえる後天的な要素、とわたしは理解しています。
生活習慣が健康に影響をあたえる。。。
。。。別に新しいことでもなんでもなく、多くの人が認識している事実だと思います。
だけど、これってほんとにすごいんです。
細胞って本来あるべき環境や状態から隔離されると、
形も機能もあっというまに無くしてしまうんですって。
ところが、
本来の環境に戻されると、
元通りになるそうです。
そして、
がん細胞でさえも正常細胞に戻れる、という。
環境 > 遺伝子、ってこと。
WhatよりHow。
わたしたちの日々のありかたが、ものすごい影響をあたえる、ということ。
これがすべての細胞で起きていることだとしたら。。。
そして、これがわたしたちのからだじゅうで起きているとしたら。。。
すごくないですか?
この講演自体、2012年のものなのですが、
NHKを含む、日本のメディアでも取り上げられたみたいです。
もっと盛り上がってもいいんじゃないかと思うんですけど。
『The prevention of breast cancer – the answer is in our bodies
(乳がんの予防 - 答えは私たちのからだの中に)』の著者は
その理由として以下が考えられると言っています:
『だれかが有名になることもないし、
製薬会社も儲からない。
そして抜本的に、
人々は、まず自分の健康について向き合うこと、
自分のライフスタイルが健康に影響を与える、ということについて、
自己責任をもつことが不可欠になってくる』
わたしも同感です。
この記事は英語なのですが、この中で紹介されている
ミナ・ビッセル博士のTEDでの講演『癌の新しい理解につながる実験』
日本語字幕がついてますので、ぜひ。
細胞、からだのミラクル満載でワクワクします。
そんなミラクルで最強のからだ、今年もお疲れ様でした。
来年もますます慈しみます。