さて、この漢字「極大」「極小」をなんと読むだろう。
数学を修めた人であれば迷わずキョクと読むだろう。
そう、「極値(キョクチ)」だ。
これによりキョクダイ、キョクショウと読むだろう。
極値とは、与えられる関数にて、1点の適当となる近傍をとる場合、その値が点において最大・最小となるときを極大・極小という。またその時の値を極大値・極小値という。このあたりは、微積分で目にする事だろう。
個人的には三次関数の曲線が美しいと思うのだけれど、きっと共感して貰えないのだと諦めておく。
・・・そう言えば、余談が過ぎるのは理系に多いのだろうか。物理の講師もやたら余談が多かった記憶がある。
うん。話が逸れていっているので戻すとしよう。
何故、読み方を気にしたかというと、見ていたYouTubeチャンネルのYouTuberがしきりに「ゴクダイ」を連呼していたからに他ならない。
気になりすぎて内容が全く入ってこなかった。
ゴクダイ--。ゴクショウ--。
もう気になったので調べてみた。
そして、理系人間にはなかなかお目にかかれない答えにたどり着いた。
極大(ゴクダイ)極小(ゴクショウ)とは、
仏教における平等に対する概念を指す言葉であり、意味は以下となる。
あらゆる差別や対立が空性であるが故に、平等である。
極大は空性故に極大であり、それは制約されることがないため極小でもある。故に極大は極小と平等となる。
・・・。禅問答は難しくて解らないのだけれど。
意味は解った--。つまり、大小など考えることすら無意味であると言うことだろう。
そして、大小を測る使い方として間違いであることも理解できる。
色々と調べてみるとテレビなどでも同じ様にゴクと読んでいて気になった。などのスレッドがあってやはり気になる人はいるのだ。などと耽る。
しかし、このこと自体が空性であるのだ等とも思ってしまうところが影響されやすい性なのだろう。
大小で考えるのであれば、結果として"どちらが正しい"などと云うことは、大多数のイデオロギーによって決定してしまうことは、ここで話さなくても衆知の事実で在ろう。だから、なにが正しいかなんて宣うだけ無粋というわけなんだと思う。
でわ。