入院生活一日目、二日目は任意での入院とはいえ、採血やMRI検査などがありました。
検査の間、担当の看護師が付きっ切りで面倒を見てくださり、その時にも色々話を聞いてもらいました。
偶然にもその看護師さんはシングルマザー。シングルマザーとしての生活等も少し話をしてくれました。
看護師さんはカウンセラーではないのでアドバイスをくれるわけではありません。
でも話を聞いてもらうだけで少しずつ心が浄化されていくような気がしました。
やっぱり誰かに話すって大事ですね。
話すといえばこの入院中はたくさんの友達に連絡をしました。
今回の不倫の事ごく限られた友人にしか話しておらず、しかもじっくり話をしていたわけではなかったので、家事も育児もない、何もする事がないこのタイミングは絶好の機会でした。
一緒に泣いてくれた友人。
怒ってくれた友人。
「今のご主人ではパピコと娘ちゃんを幸せにはできない」と言い切ってくれた友人。
私に悪いところがあると思っていたわけではないけれど、やっぱり私は悪くないんだ、悪いのは夫なんだ、って改めて確かめる事ができました。
それと同時に少しずつ今の夫は私にとって必要ないのではないか、という考え方に移行していったのです。
今までは夫は離婚したい。私は夫が好きで離婚したくない、と意見がずっと平行線でした。
だけど、看護師さんと話をする事で客観的に物事をとらえ、友人に話を聞いてもらって私の感情を代弁してくれることで、私自身も少し冷静になる事ができました。
正直まだ夫に愛情はある。もしも離婚して、運子と付き合ったり再婚をされたらとてもじゃないけれど耐えられないと思います。
だけど友人の言うようにこのまま婚姻生活をつづけたところで私と娘のゆーは幸せになれないでしょう。少なくとも私は幸せにはなれないと思います。
だったら離婚するべきなのか。
少なくとも別居はする価値があるのかもしれない。
段々とそのように思うようになっていきました。
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