先日受けたオンラインセミナーで

「イグアナの娘」というタイトルを耳にしました。

※漫画:萩尾望都

96年 菅野美穂さん主演でテレビドラマ化

 

 

タイトルに聞き覚えはありましたが、ドラマは見たことがありませんでした。

 

 

漫画の内容を知っていくうちに、私は愕然としました……

 

 

 

 

 

 

「母」が「私」にとり続ける態度……そっくりなのです。

※漫画と異なるのは、私の場合、実際醜かった点。

 

 

 

 

 

 

 

恐らくですが、

母が私を愛せなかった理由の一つは

 

この「イグアナの娘」の母親のような心理的状態が

背景にあったからではないかと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

母はもしかしたら、

「醜形恐怖症」だったかもしれない。

 

 

 

母が自分の顔を汚いと言っていたけど、

私は棺桶に眠る母の顔を見て、初めて

 

白雪姫みたい。(言うほどブスではない?)

 

と、思った。

 

 

死化粧と、血が通ってない遺体だから

雀卵斑が目立たなくなって、色白に見えたのだ。

 

そして、生前、

私に対しては常に鬼の形相だったのに、

死んだ母は、穏やかな子供のような

安心した顔をしていて……

 

 

 

散々、結婚を嘆いて

散々、私に当たり散らして

そんな母からは、見たことない顔だったから

 

 

 

遺体の母を見ながら

「この女(ヒト)に惨めな思いをさせ、

汚い表情にさせたのは誰だ……。」って、

怒りすら湧いたのだ。

 

私を折檻しながら、

「お前だけが頼りだ。誰も母さんの味方をしてくれない。」と、両面を使いこなした母さん。

母さんが困っても、助けない父さん。

 

 

苦労して母が死んだ後、私は父を憎んだ。

母を助けなかった、父を憎んだ。

お前のせいで、母さん、こんな惨めな死に方したんだ。お前のせいで、私が母さんから折檻を受けたんだ。

 

お前が母さんを守らないから、

私が母さんにやられるんだ。

 

役に立たない父親……。母さんを殺したのはお前だ。

 

 

 

 

母の愚痴と、母からの折檻と、

いつも黙認して自分だけ逃げる父が、

許せなかった。

 

 

 

 

 

姉妹でも、妹達には全く違う面で接する母。

何が本当か、死んだ今でも

全くわからない女(ヒト)だった。

 

 

 

 

母が私だけを折檻、虐待したのは

私の顔が母にそっくりで醜かったからなのだ。