元旦から散々な日本の新年だが
火球は落ちてはこなかったようだ
今や心臓に持病のある高齢猫もなく
災害も感染も危機感が薄れてしまう

地震や空港火災でペットが犠牲になり
避難所にペットが同伴できない件や
飛行機で貨物室に置き去りにされた件
メディアで多少問題となっていた
昔は取り上げられることすらなかった
犬猫の地位が少しは上がってきたか

同伴派と反対派が言い争っていたが
そもそもの尺度が全くもって違う
相容れないのは当然のことだろう
同伴派は家族として共に暮らしている
反対派はそこらの雑草と同じ扱いだ

雑草は躊躇無く根っこから引きちぎり
それでも生きようと新たな芽を出せば
邪魔なら毒薬をかけてとどめをさす
植物も生きて命があるはずだが
植物とは意思の疎通ができない
愛着も犬猫よりは湧きづらいだろう

犬猫が家族でも大多数は雑草を殺すが
草を家族とする者もいるかもしれない
それが爬虫類なら魚類なら昆虫なら?
要は其々の尺度の問題でしかない

エリアを二分するしかない気がするが
そんなに実現が難しい事なのだろうか
今の時代なら半々になるかもしれない
だがペット同伴の避難で手間取って
後方の人間が犠牲になる可能性はある
他人のペットのためには死ねない
そう思う者が多ければ難しいだろうか

ただここまで頭脳の進化した人類に
他種族への尊重が無い者が増えれば
巡りめぐって人類の絶滅は早まる
人類に蔓延するウイルスが他種族を
巻き込まないものであることを願う