年末年始というのに体調が悪い
夢の内容は忘れたが寝覚めも悪い
覚えているのは建物に張り付けにされ
もがき死にそうな超巨大な子トカゲ
そのビルのような建物を見上げる
いつか苦しんで死ぬ自分の姿に思える

久しいルートで久しい歯医者に行く
シン・バス停&シン・駅が出来ていた
正確には新をつけた駅が近くに増えた
真新しいビルのような建物を見上げる
現実に戻っても浦島の気分になる

歯は放置したので悪化しているらしい
そのわりには治療は年明けだそうだ
歯医者には他人事だし自業自得である
痛み止めを出されるはずが出なかった

また殺した死骸を集めては群がる人間
今は海の生物に特に群がっている
早売りの袋にも群がっている
輝く蟻の賑わいを遠目から眺める
家にも重箱やら蟹と牛の死骸やらが
返礼で届くことになっているらしい

そんな年の最後に胃腸痛で目が覚めた
大腸が痛む普通の腹痛とは少し違う
昔かかったウイルス性胃腸炎のような
胃も小腸も腹全体が絞るように痛む
痛みに波はあるがどうにも治まらず
酷くはないが体を動かすと腹に響く
飲み物を飲むと胃が絞るように痛む

食べずに寝込むと翌日痛みはひいた
重くならずピークを過ぎたようだ
まだ動いた時と蠕動運動の箇所は痛む
どこが動いているかわかる気がする
どこに食べ物があるかわかる気がする
少しずつ食べてもリバる気配はなく
調子にのってハンバーグを食べて
絞る痛みに気力を奪われ早めに寝た

翌日は動いても痛みは感じなくなり
腸のどこが動いているかも分からない
試しに押してみるとぐふっと声が出る
腹全体が何処を押しても満遍なく痛い
胃腸が筋肉痛を押した時のように痛む
すぐに治るというわけではないらしい

時間が経つにつれ胃は押しても軽く
少し食べても許容範囲になってきたが
今度は右の耳鳴りが止まらず音も遠い
何かに感染しているのだろうか
ここ数日救急車のサイレンの音が多い

先日はチキンの欠片とケーキの欠片を
地域親子猫が総出で味見して行った
寒い中でも身を寄せて生き延びている