数日涼しくというか9月らしい気温で
そのせいか最初の猫の呼吸は少し戻り
開口呼吸の時間が発作時より減った
といってもまた残酷暑がもう一度来る
この気候変動が体調に影響しそうだ

少しペーストを舐める量が増えたが
体力のロスはなかなか取り戻せない
数十㎝歩くだけでもへたってしまう
トイレかと思い連れていくと違ったり
三重苦に近くなり意思の疎通が難しい

最初の猫が真剣な眼差しで視てきた
生クリーム菓子を食べたのが分かり
欲しいのかと取りに行っている間に
よろよろ立ち上がって歩き始めた
目で訴えても通じず諦めたらしい

水とトイレどちらだろうと迷ううち
少し進んでへたり水たまりができた
トイレだったかと反省するも後の祭だ
すぐ判断できていれば間に合ったか
最初の猫には申し訳ないことをした
そういえばクッションが濡れていて
人間が何か溢したか次の犬かと思った
それも最初の猫だったのかもしれない

なんとなく意気消沈している最初の猫
プライドが傷付いているのだろうか
それとも調子が悪いだけだろうか

わたしの指が腫れた手を枕にして
最初の猫は傷の上で寝てしまった
ロックされて完全に身動きがとれない
変な姿勢で撫でていたことを後悔した
無理な体勢で二時間程耐えていたが
結局は音をあげて外させてもらった

昨日は腫れを揉んだら逆に悪化して
手の甲から手首の下まで違和感が進む
最初の猫の呪いはまだ続いている