最初の猫が倒れて一週間が経過した
こたつから出した時は目も口も開き
心臓は分からないが全ての力が抜け
呼吸が止まっていたように見えた

頭を下にし叩いたり揺すったりして
喉に指を突っ込んでも詰まりはなく
そうそうするうち突然に息を吹き返し
激しい開口呼吸に嘔吐と大量のフン

病院で循環器だろうとは言われたが
レントゲンでも確信できる所見はなく
今までのバランスを崩す恐れがあると
検査も治療も取り敢えずやらずに帰り
様子見という名目の放置状態になった

数日は温存していた体力があったのか
食欲がなく呼吸数が多いままでも
ある程度はよろよろ動き回れていて
日々のルーティンをこなしていた

4・5日目はほぼ何も食べられず
ルーティンもこなせずぐったりし
水だけは飲んだが咳をし呼吸も深く
息苦しいのかよく眠れないようだった
牛乳プリンで腹を下させてしまった

そして一週間
最初の猫は生きようと頑張っている
心なしか目に力が戻ったように思う
液状で気に入ったものは少しずつ舐め
自力でトイレにも行っている
よく寝られるようにもなったようだ

弱った心臓でどう生命を維持するか
身体の中で模索してバランスをとり
立て直そうとしているのだろうか
手助けをしようとして手を出すが
余計な事をするなと猫に怒られている