そして、今年は特に強く思い出します、アイルトン・セナの言葉を~
ハンドルネームの「せな」は、大好きなアイルトン・セナから頂いたものです。セナの残した言葉を転記しながら、自分の人生に影響を与えた言葉を思い出していきます。(って企画を始めました)
【アイルトン・セナ】とは
ブラジル人F1ドライバー。知る人ぞ知る「音速の貴公子」。1994年5月1日サンマリノGPでアクシデントによりクラッシュ、その生涯を閉じる。1988年,1990年,1991年のワールドチャンピオン。
セナが最も信頼する親友【桜井淑敏】とは
1984年~87年にホンダF1チーム総監督を勤め、1988年にホンダを去る。ホンダ退社後も、セナが精神的に頼りにする親友の1人。
桜井がホンダを去ってから2年、モナコで桜井と再開したセナが語る。
1回目は、「信じる力」
サクライがやっている、というだけで、僕には十分なんだ。
彼が取り組んでいる、彼がチャレンジしている。
僕にとってはそれだけでいい。
今、僕がこうして彼とともに時を過ごし、
僕の考えを話したり、ディスカッションしているもの、
相手が彼だからだ。
彼ならば、
きっと、これを何かポジティブなことに
役立ててくれると信じているからね。
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僕は、ここ数年、人々の欲望や願いを、
出来るだけ理解しようと努めてきた。
また、実際に何がどうなっているかも、
知ろうとしてきた。
だけど、仮に自分が知らないとしても、
僕がその人間を理解しているのなら、
例えば、僕とサクライのように・・・。
僕はただ黙って、
彼の願いや夢を、尊重することができる。
僕とサクライの間には、長い歴史がある。
彼がホンダにいた頃からずっと続いている
深い信頼関係がある。
だから、ことサクライに関しては、
実際に何をしているかを知る必要は無いんだ。
Ayrton Senna 1990 in MONACO
セナにとって人を信じるとは、
「サクライがやっているというだけで十分なんだ。僕は黙って、彼の願いや夢を尊重することが出来る。
だから、彼が実際に何をしているかを知る必要はないんだ。」
という事なのかと、
<100%人を信じる>とは、ここまで相手のことを信頼することなのかと思い知らされます。
それは自分を信じることができて初めて身につく力なのかもしれません。
まずは、自分を信じること。100%自分を信じること。
そんなことを思い知らされた せな なのでした。