評価の結果を体感する | つながりを紡ぎなおす日々

つながりを紡ぎなおす日々

コミュニティ開発・地域開発を担う人財の育成を支援するNGO Commu代表 椿原恵のブログ

「良かった~」と心から思い、そして正直ホッとした。


小規模多機能ホーム「こどう」 を訪問した感想だ。

私は、2010年度より「社会福祉施設等 評定委員」を務めさせていただいている。

特別養護老人ホームや地域密着型介護老人福祉施設など、申請された計画を評定する、つまり整備する法人を選定する役割だ。


どの法人さんも、工夫をこらし計画をつくっている。

その中から、一つの法人さんを選定することは、責任が大きい。

私は、実際に法人さんが運営する施設を見学したり、職員の方に話をうかがったり、施設の周りの住民の方に印象を聞かせてもらったりしながら、計画書に書かれている文字だけでは把握できない情報を集め、判断することにしている。


だから、施設ができ、その施設がどのように運営されていくのか、そこを利用する方がどんな気持ちになるか、おおよその想像はつく。


でも、やはり不安は残る。

そして、委員として判断した初めての結果。

「こどう」を実際に訪問し、心から嬉しく、ちょっと涙ぐんでしまった。


ホームページの写真では分からないが、施設の内側には芝生の広い憩いの場が広がっている。

適度に住宅街に解放され、かつ危険のないように配慮された配置になっている。


建物の中は、とても心が安らぎ、落ち着く。

自分の家族に利用してほしい、そう思う空間だった。


このように、実際に目に見える、感じることができる評価結果。

実際の事業の評価においても、自分が判断した結果について、丁寧に見ながら、その結果にしっかりと向き合い、次につなげていきたい。