強すぎる という悲劇を戦え
SONY AMERICAが世に放った
“スパルタの亡霊”
遂に日本上陸。
首相官邸では早くも特別対策チームが
結成され、我が国での核の保有を厳正に検討中とのこと。
こんな展開になってもおかしくない
ゲーム史上最凶のキャラクター
クレイトスがギリシャ神話の神々と
ガチンコバトルをする
GOD OF WAR3が満を持して発売。
神話世界を舞台とする圧倒的なスケール
マルチタイトルでは成し得ない、オンリーPS3だからこそ表現できた、他の追随を許さぬ グラフィック
日本のユーザーの目を釘付けにし
日本のゲームクリエイター達に
戦慄を走らせたダイナミックな演出
これまでにいくつかのゲームを掲載してきたが、それらはすべて前座にすぎない。
これこそ管理人が待ち望んだキラータイトルである。
そんなGOWを、拙くご紹介。
キャラクター
■クレイトス
古代ギリシャ、スパルタの戦士。
かつて数千のスパルタ兵を率いる歴戦の将であったが、蛮族の王との戦で敗北を喫してしまう。
命を断たれんとするその瞬間、
オリュンポスの戦神アレスに魂を捧げることで契約を交わす。
以後、アレスより与えられし鎖付きの双剣、“ブレイズ・オブ・カオス”を手に、神々の戦士として殺戮の日々を送る。
非道の限りを尽くしたクレイトスであったが、そんな彼にも心の拠り所があった。
それが、妻と娘のカリオペである。
しかし、その心の弱さをアレスにつけ込まれ、自らの手で妻子を殺害するという罠にはめられてしまう。
妻と子の灰が身体にまとわりつき、
以後、彼はこう呼ばれることになる。
“スパルタの亡霊”と。
幾多の苦難を乗り越え、神であるアレスを滅ぼし、タイタン族と呼ばれる巨人の力を借りて、オリュンポスの最高神であるゼウスをあと一歩のところまで追い詰める。
己れを利用した神々に復讐するため
オリュンポスの終焉を引き連れ
クレイトスは最後の戦いに挑む。
■ゼウス
雷を司るオリュンポスの神々の王でタイタン神族の王“クロノス”の息子であり
クレイトスの父。
クロノスは自分の子供が将来自分を脅かす存在になることを恐れ
生まれてくる子供を一人一人、腹に飲み込んでいった。
それに耐えられない母はゼウスを石と入れ替えて助ける。
ゼウスはタイタン神族の“ガイア”に育てられる。
父に対して深い復讐心を持ち、飲み込まれた兄弟たちを助けることを誓う。
兄弟の“ハデス”と“ポセイドン”とともに、当時世界を支配していたタイタン族に戦争を仕掛ける。
“大戦”と呼ばれたこの抗争は、ゼウスとオリュンポスの神々の勝利で終わり
クロノスは冥界の底タルタロスを徘徊するよう命じられた。
オリュンポスの栄光と支配の時代の始まりであった。
■ハデス
死を司る冥界の神でゼウスの兄。
この世の憎しみと憎悪を間近で見て、それが重く圧し掛かっている。
唯一、彼の中で純粋なもの、彼の最愛なる妻である冥界の女神“ペルセポネ”は
クレイトスの手によって殺される。
故にクレイトスへ深い憎しみを抱いている。
■ポセイドン
海を統治する神で、リトルマーメイド、アリエルの親父のモデル。
たぶん。
GOW1で、クレイトスに力を貸すが、
今作では敵として対峙する。
■アテナ
知恵、芸術、工芸、戦略を司る女神でゼウスの娘。
オリュンポスの神々同士の戦いは禁じられているため、アレスと対抗することが出来ないでいた。
そこで、クレイトスに魂の救済を引き換えにアレスを倒すよう要求する。
アレス討伐後、苦悩と悪夢を消し去らなかったアテナに失望し、自殺しようとするクレイトスを
「貴方はまだ死ぬべきではありません。神々は、かような大業を成し遂げた人物が
自ら死ぬ事を許しません」とアレスに代わる軍神としての地位をクレイトスに与える。
最後にはゼウスを庇って息絶える。
■ガイア
大地を司る女神でありクロノスの母。
己が育てたゼウスが起こした大戦“ティタノマキア”によってタイタン神族が追放される。
その過ちを悔いており、クレイトスに手を差し伸べる事となる。
■ヘラクレス
ギリシャ神話屈指の英雄であり、ディズニー映画にもなった超メジャーな英雄。
ゼウスの子。
今作では兄弟であるクレイトスと協力してゼウスに挑むこととなる。
…なわけはなく、自分も数々の試練を与えられながら、なぜクレイトスのほうが有名なんだという、神話のイメージもへったくれもないナイスなポジションとなっている。
■アレス
戦争と破壊を司る神でゼウスの子
タイトルにもあるゴッドオブウォーとは彼の地位の事
凶暴な性格であるアレスは他の神々からも疎まれる存在であった
そして ついに妹である女神アテナの都市アテネに攻撃を開始した
クレイトスに力を授け 自らの傀儡にせんと画策し 冥界の武器ブレイズオブカオスを与えるが
逆に滅ぼされる事となる
主要キャラはこんなところ
ヘラクレスは半分ネタみたいなもんです
ネームバリューは1番かもしれない
さてここからがこのゲームのいいところ紹介であるが ズバリ
CSアタックであろう
コンテキスト・センシティブ・アタックの略で 簡単にいうとトドメ演出
敵に一定のダメージを与えるとボタンカーソルが表示され 表示されるボタンを押していくと専用のモーションでフィニッシュムーブを決めてくれるというもの
この生首は太陽神ヘリオス
太陽ということで…
暗所での明かりに
これがほんとのヘッドライト
ギリシャ神話の怪物といえば ファイナルファンタジーなどのRPGなどで広く知られているコトと思う
半人半蛇のゴルゴン
このクリーチャーなどは 蛇の胴体を
縦に裂かれ 首を千切られる
ゴルゴンといえば 見つめたものを石にしてしまうという怪物
ゲームではCSアタックで倒すコトで
周りの敵キャラを石化させるコトができる
潰す 千切る 引き裂く えぐる
他にもえげつない演出が目白押し
Z指定の真髄極まれり
演出ばかりではなく システム面での作り込みの丁寧さも見逃せない
PS3のゲームといえば ゲームデータのインストールがある
新しいゲームをさぁやるぞというとき
いちいち10分もまたされるコトに辟易するユーザーは管理人だけではないだろう
GOW3ではそのインストールがない
ゲームを起動すれば即タイトル画面になる
プレイ中に常にデータを先読みし プレイ中のロード時間を極限まで感じさせない新設設計
技術的なことはわからないが 日本のゲームにはあまりみられない
ギミックを用いたパズルなどもあるが けして難しすぎるコトもなく
動かすべき仕掛けをカメラがクローズアップし 次にプレイヤーがするべきことをわかりやすく伝えてくれる
地味だが作り手の“楽しんでもらいたい”
という意識が伝わる配慮だ
しかし1番はやはりクレイトスという
キャラクター像だろう
日本のゲームヒーローと違い 彼は人を
一切助けない
助けたとしてもそれは己の目的に利用するためだ
「助ける? 私が?」
立ち塞がる障害を たとえば時間内に扉を開けないとせり上がる床に潰されてしまうというとき
足を踏ん張って強引に床を踏み戻す
といったギャグにしかならないゴリ押しも新しすぎ
人が神を殺す
海神を殺せば地上では大津波が
太陽神を殺せば太陽は消え
冥界の神を殺せば亡者だらけ
クレイトスが戦えば戦うほど
人間界は人の住む地ではなくなっていく
『苦しませておけ
ゼウスへの復讐は他の何にも勝る』
と クレイトスは無下に言い放つ
これほどまでに暴力的で容赦がなく
己れに忠実な男は普通のゲームでいえば完全に敵役のポジション
しかしギリシャ神話という叙事詩の中だからこそ光って見えるのだろう
1、2はカプコンが発売していたが
3はSONY本陣からの発売となる
まだまだ知名度は低いかもしれないが
ゲーム鎖国状態の国内作品ではけして味わえない“凄み”が この作品にはある
管理人がゲームを選ぶトキにもっとも
信頼をおくポイントは単純
・・・スゲェ
この一言
その一点で、GOWは限りなく100点に近いと断言できる
「こんなゲーム見たコトない」
そう素直に思わせてくれる作品である
タイトル GOD OF WAR III(ゴッドオブウォー3)
発売日 2010年3月25日発売
開発 SCEAサンタモニカスタジオ
プレイ人数 1人
販売 Sony Computer Entertainment
ジャンル アクションアドベンチャー
価格 5,980円(税込)
対応機種 PlayStation®3
対象年齢 CERO:Z(18才以上のみ対象)
iPhoneからの投稿