R&D支援センター
技術者・研究者向けセミナーの紹介


白色LED用蛍光体の開発とバックライトへの応用


会 場 (株)日本テクノセンター研修室 【東京・新宿区】
日 時 平成22年4月30日(金) 10:30~17:30


【講座の内容】

【受講対象】

・LED用蛍光体を実際に使用するユーザーであり、その開発動向について知りたい方、または材料研究者であり、LED用蛍光体の開発に興味ある方

【習得知識】

・白色LED用蛍光体についての設計原理、実際の蛍光体の合成とその評価までを理解できるようにします。

・LEDバックライトの開発のコツ、マーケット、世界での開発動向も取り上げます。

【講師の言葉】

 白色LED用蛍光体の発光原理は、短波長光で励起して長波長光を発する光ルミネセンスという現象であり、過去に主流であった高エネルギー電子線で励起するブラウン管テレビ用蛍光体とはその設計思想が大きく異なる。また、同じ光ルミネセンスであっても、蛍光ランプ用蛍光体とは励起エネルギーが異なり、その材料選択には違いがある。 

 本講演では、現行の白色LED用蛍光体の長所と欠点、そしてそれを解決するための新規蛍光体への取り組み、およびLED部材としての構成の開発を幅広く解説しする。さらに将来の開発動向について論じる。特に最近話題となっている、LEDバックライトについて、その開発のコツから、マーケット、世界での開発動向を述べる。

【プログラム】

1.蛍光体の設計に必要な基礎知識

  1.光と物体色の関係 -照明とディスプレイは何が違うのか-
  2.蛍光体の励起エネルギー強度により蛍光体の設計思想は異なる
  3.蛍光体設計に必要な結晶学の基礎知識 -誰にでも理解できる結晶化学概論-
  4.酸化物、窒化物、硫化物蛍光体の特徴 -なぜ窒化物なのか-
  5.蛍光体設計における理論計算の役割
  6.蛍光体の形態制御の重要性 -なぜLEDでナノ蛍光体は使われないのか-

2.照明用白色LED蛍光体、その長所と欠点

  1.黄色(Y,Gd)3(Al,Ga)5O12:Ce(日亜化学)
  2.黄色(Ba,Sr,Ca)2SiO4:Eu(豊田合成)
  3.黄色α-Caサイアロン:Eu
  4.燈色(Ba,Sr)3SiO5:Eu
  5.赤色(Ca,Sr)2Si5N8:Eu
  6.赤色(Ca,Sr)AlSiN3:Eu
  7.青緑-黄色(Ba,Sr,Ca)Si2O2N2:Eu
  8.緑色Srサイアロン:Eu
  9.緑色Ca3Sc2Si3O12:Ce
  10.緑色CaSc2O4:Ce
  11.黄色Li2SrSiO4:Eu
  12.その他の最新材料

3.バックライト用白色LED蛍光体

  1.緑色β-サイアロン:Eu
  2.緑色Ba3Si6O12N2:Eu
  3.その他の最新材料
  4.次世代のバックライトLED用蛍光体とは
  5.LED用蛍光体のマーケットと世界での開発状況 -韓国とヨーロッパの動向-

4.質疑応答