R&D支援センターでは


接着界面の解析と結合及び劣化のメカニズム

    構造接着から電子デバイスまで


と題しましたセミナーを開催いたします。


詳細・参加方法はこちら をご覧ください。



会場きゅりあん 4F 第2特別講習室 【東京・品川区】

日時:平成21年8月28日(金) 10:30~16:30


【講座の趣旨】

 樹脂(高分子)と金属との接着のメカニズムを最近の表面解析機器の適用によって明らかにし、化学結合の存在を分子軌道法の適用によって理論化した。また被着体である固体表面のキャラクタライズによって接着と劣化の支配因子を構造材料と電子材料について豊富な実例を基に解説した。これによって受講者は接着の最新理論を学習し、各自が抱える接着の問題点の解決の指針が得られるものと考える。

【プログラム】

1.結合界面について何がどこまで分ったか?

 (1)シランカップリング剤/金属界面のSSIMSによる解析
 (2)金属蒸着(メタライズ)高分子膜(Al,Cu,Cr,Ni, Ti/ポリスチレン、ポリビニルアルコール、ポリメチルメタクリレート、
    ポリイミド、PET)の界面解析(XPS,FT-IR、HREELS<高分解能電子損失分光>)
 (3)金属表面への樹脂コーティング膜(ポリアクリル酸、ポリイミド、エポキシモデル化合物ほか)の
    界面解析(XPS,FT-IR、IETS<非弾性電子損失分光>)
 (4)市販エポキシ接着剤/金属接着界面解析(XPS,FT-IR)

2.界面の化学結合(酸塩基反応)に視点を置いた接着理論の新展開

 (1)分子間力とは何か、表面力顕微鏡(SFA)による直接測定
 (2)ルイスの酸塩基とFowkesの理論とその実証例
 (3)ブレンステッド酸塩基とBolgerの理論とその実証例

3.酸塩基相互作用の電子論と分子軌道法による接着解析

 (1)酸塩基反応の量子化学
 (2)化学結合におけるイオン結合と共有結合成分の定量化(Dragoの式)と
    硬い・軟らかい酸塩基(Pearsonの関係)のフロンティア軌道論(LUMOとHOMO)
 (3)電子線硬化アクリル塗膜の密着性の分子軌道法による解析(MNDO法)
 (4)蒸着Crとポリイミド樹脂の電荷移動結合の分子軌道法による解析
   (a)Hartree-Fock ab initio法   (b)局所密度汎関数(LDF)

4.固体表面のキャラクタリゼーションと接着耐久性

 (1)純金属の表面構造と大気中のオキシ水酸化物膜(MOOH)の生成
 (2)自動車鋼板のC、Mnおよび Siの表面濃化
 (3)Al合金のMg、Liの表面偏析と接着強度に及ぼす表面偏析成分
 (4)自動車ボディ用溶融亜鉛めっき鋼板の表面組成と接着耐久性
 (5)スーパーエンプラ(PPS,PEEK)と鉄系材料の接着界面解析と接着性

5.電子デバイスの接着接合と界面解析

 (1)ダイ接着用導電性樹脂におけるエポキシとポリイミド
 (2)ポリアミック酸の重縮合膜(ポリイミド)形成におけるCuの界面反応
     (酸化銅微粒子析出のメカニズムとその防止)
 (3)Cu多層配線におけるCu拡散のバリア膜(Ti,TiN,TaN)の界面解析
 (4)Si(100)表面のエポキシ修飾による含フッ素ポリイミドの接着改善
 (5)ポリイミド表面のプラズマ活性化並びにシランカップリング剤による接着改善
 (6)ポリイミドシロキサン/Alloy42(Fe-Ni合金)リードフレームの結合解析と接着耐久性
 (7)PPS(ポリフェニレンスルフィド)/Cu接着系におけるCuの表面改質
 (8)Cuリードフレーム接着系(エポキシ樹脂とポリイミド)におけるCuの表面改質
    1.アルカリ酸化
    2.プラズマ処理及び
    3.アゾール化合物処理