R&D支援センターでは、6月17日(水)に

偏光・複屈折の基礎と正しい測定・評価方法
と題しましたセミナーを開催いたします


講座のポイント
 近年の多くの光学技術やオプトエレクトロニクス部材などの開発には偏光や複屈折の知識が要求される。ここでの対象は従来の光弾性法で得られないような小さな応力や高分子の配向によって生じる複屈折など様々である。高分子分野では二色性や円二色性も重要な物理量となっている。しかしながら偏光は実際に目に見えない上に理論と一致しないという光学でも一番わかりにくい分野である。

本講義は偏光・複屈折とは何かという基礎的な部分からスタートして、偏光の測定・解析法について,ストークスパラメータとミュラー行列を用いてわかりやすく解説する。さらに実例として光ディスク、液晶ディスプレイ、バイオ生体など高分子での偏光や複屈折について実例を挙げながらこのメカニズムについて解説するとともに、これらの検査方法である偏光計や複屈折分布測定法についてお話しする。以上の講義によって偏光関連カタログや論文を理解できるようになることを目標とする。


プログラム

1.偏光の基礎
  1-1.偏光状態とは?(直線偏光、円偏光など)
  1-2.偏光状態の具体例
     A.複屈折、位相差(リターデイション)と主軸方位
     B.旋光性
     C.二色性
     D.円二色性
     E.偏光解消(デポラリゼーション)
  1-3.偏光状態の表記
     A.ポアンカレ―球
     B.ストークス・パラメーターおよびミューラーマトリックス
     C.ジョーンズベクトルおよびジョーンズマトリックス
     D.偏光計算法:レンズ設計のように偏光設計をするには?
  1-4.偏光素子

2.偏光.複屈折計測原理について

  2-1.偏光計、エリプソメータ
  2-2.複屈折測定法
     A.点計測(セナルモン法、光ヘテロダイン法)
     B.面計測(位相シフト解析法など)
  2-3.複屈折の計測装置
  2-4.ミュラーマトリックス偏光計

3.光学材料における偏光・複屈折の実際
  3-1.レンズの複屈折
  3-2.光ディスクの複屈折分布
  3-3.液晶関連(ガラス,配向膜,機能性フィルム)の偏光特性 
  3-4.バイオ生体における偏光計測
http://www.rdsc.co.jp/seminar/090616.html