皆様、こんにちは
今日から5月です大空には鯉のぼりが元気に泳ぎ、新緑も色濃くなって爽やかな季節を迎えましたね~
今年は分散型のGWですので、カレンダーの暦どおり、今日はお仕事されている方もいらっしゃるのでしょうね
さて、私は絶対観るぞ!と決めていたS.スピルバーグ監督の最新作、『リンカーン』
を観てきましたよ~
アメリカ史上で最も愛された第16代大統領エイブラハム・リンカーンの、知られざる激動の28日間を描いた伝記ドラマ。
南北戦争により国が分裂する中、多くの若い命が失われていく現実に心を痛めながらも、「すべての人間は自由である」という理想と信念のもと、この戦争を終結させる前に何が何でも奴隷解放を実現させるべく、憲法修正を議会で成立させなければならないと、リンカーンたちはありとあらゆる手段を使って多数派工作を仕掛けていくのですが・・・
リンカーン自身が奴隷解放運動を推進していったことで国を分裂させ、戦争を引き起こすまでに発展させてしまい、そして愛する息子までもが親の反対を押し切って軍に志願してしまって・・・政治家でもあり、一人の父親でもある彼の胸の内にはものすごい葛藤があったのだな~と、観ていながら彼の苦悩がズシンと伝わってきました
そんな苦悩と闘いながらも、彼自身の夢であった<真の自由>を獲得するために、彼の確固たる信念と行動力をもって実現に導き、そして本当に世界を変えてしまったのです
やはり偉人のすることは違いますね
大胆かつ勇敢
こんなにもたくましくて頼もしいリーダーが、今の時代にも一人でも多くいてほしいな~と思いました
戦争が泥沼化する中、20票の賛成票を獲得するために奔走する緊迫のストーリー展開に、拍車をかけるようにグイグイと観ている人たちを惹きこみ盛り上げてくれたのは、やはり本作の注目すべき点でもある豪華俳優陣による迫真の演技です
リンカーン役を演じましたダニエル・デイ=ルイスは、なんと史上初となる3度目のアカデミー賞主演男優賞を獲得しました
苦悩と疲労で顔はげっそり、いかにも寝不足という感じが伝わってきます。猫背気味で、声は穏やかだけど、発する言葉にはジョークを交えながらも重みがあって。そして感情が溢れ出した時のその場の緊張感は半端なし・・・
本物のリンカーンもこんな感じの人物だったのだろうかと、本気で会いたくなっちゃいました
また妻役を演じたサリー・フィールドも主演女優賞を2度も受賞していますが、大事な我が子を守りたい一心で夫を責める熱演ぶりは見事でしたし、奴隷制度廃止を訴えた共和党議員タデウス・スティーブンス役のトミー・リー・ジョーンズもまた本当に素晴らしい演技で、さすが
実力派俳優の貫禄を存分に見せつけてくれました
物語の結末は予想はできてはいたものの、ドキドキしっぱなしでしたし、いや~、とても感動しました
皆様も、リンカーンの偉大さを改めてスクリーンで実感してください
「Now! Now! Now! = 決断の時は今、いまなのだ!」 力強い台詞でした
後半のゴールデンウィークもどうぞ満喫してくださいね~