皆様、こんにちは
今日は午前中にご近所の西武池袋本店にて開催中の「フェルメール 光の王国展」
に行って美しい絵画を堪能して参りました
フェルメール作品と認識されている全37作品を最新のデジタルマスタリング技術によって、彼が描いた当時の色調とテクスチャーを推測して、原寸大で、所蔵美術館と同じ額装を施して一堂に展示しています。
このように再現した複製画をre-create(リ・クリエイト作品)と呼ぶようですが、本当に画期的です
時代とともにどんどん印刷技術も進化していきますね~
皆がデジカメでパシャパシャ写真を撮っていることにも納得。私ももちろんカメラに収めました
フェルメール作品と言えば、光の表現の巧みさが挙げられますが、”青色”の使用もとても印象的です。
ウルトラマリン・ブルー=ラピスラズリ(瑠璃)。私も大好きな色です(携帯のアドレスにもこの単語を入れてます)。
ウルトラマリン・ブルーは高価な半貴鉱物「ラピズラズリ」から得られますが、当時は金よりも価値の高い高価なものだったそうです
その他の顔料も、物持ちの良い高価なものをこだわって使用していたそうです。そのせいでしょうか・・・43歳という若さでこの世を去ったときには多額の借金があったとか。奥さんと11人の子供を残して・・・
「牛乳を注ぐ女」は、初めてラピスラズリの青が使われた絵です。
また、今まさに牛乳が注がれている瞬間を目にしているようなリアル感が、350年の時代を超えて伝わってきました
「真珠の耳飾りの少女」のターバンの青が鮮やかで美しいです
モデルの少女はフェルメールの家に雇われた貧しいメイドだった!?という説があります
私は”寓意画”と呼ばれる彼の作品にも惹きつけられました。絵画の中に暗に残されたメッセージ。その時代の背景が伺えてとてもロマンティックです
多くの人を魅了する美しいフェルメール・ブルーを是非ともご体感頂きたいと思います
西武池袋本店別館2階=西武ギャラリーにて7月16日(月・祝)まで開催中です。
フェルメール・センター銀座でも7月22日(日)まで開催しております。
↓
http://www.vermeer-center-ginza.com/