皆様、こんばんは
冷たい雨が午後から降り出しましたね。
今日は銀座に用事があったので、ついでに映画『ウォール・ストリート』を観てきました。
大ヒットとなった『ウォール街』から23年ぶりとなる続編です。
『ウォール街』で監督を務めた巨匠オリバー・ストーンと同作品でアカデミー賞主演男優賞を獲得したマイケル・ダグラスが再びコンビを組んでスクリーンに帰ってきました
前作を観ていなかったので、映画館に行く前にまずはDVDでチェック
前作の最後に逮捕され収監されたウォール街のカリスマ投資家ゴードン・ゲッコー(マイケル・ダグラス)が長い刑期を終えてニューヨークに帰ってくるところから物語は始まります。
(前作を観ていて良かった・・・)
2008年の金融危機を背景に復活を目論むゴードンや、お金を愛しある野望を抱く若き銀行マン、ジェイコブと彼の婚約者ウィニー、そして金融界の黒幕など、それぞれの欲望や愛憎を描いた人間ドラマです。
何十万ドル、何億ドルという桁違いの大金が瞬時に飛び交う金融業界のお話は、私には縁遠いのもありますが、違い過ぎる世界に愕然としながらも「お金って怖い・・・
」と思ったのが率直な感想です。
前作ではゴードンが株主総会で「Greed is good.(強欲は善である)」とスピーチするシーンが印象的でしたが、今回は出所後に「Is greed good?(強欲は善か?)」という本を出版して生計を立てるシーンが出てきます。
強欲は本当に”善”なのでしょうか・・・
もちろん「世の中お金だな~」と「お金さえあれば・・・」と思うことは多々ありますので、ある程度のお金は必要だと思います。
でも人は特にお金のこととなると目の色が変わり、「もっと!もっと!」と欲が出たり、執着してしまいがちな感じがします
この映画では、ただでさえお金持ちなのに、天井なしの上を目指す欲深い人間たちが描かれて何だか恐ろしくなってしまいました
とは言え、お金には変えられない大切なものも描かれていたので、私的には結果オーライでしょうか
さすが名優マイケル・ダグラス。変わらない貪欲さとカリスマ性が滲み出ていて存在感の大きさを感じました
金融のお話にご興味のある方、是非とも前作を復習の上、ご覧になってみてくださ~い