さて、2019年の末に中華人民共和国湖北省武漢市の片隅で発見され、後にCOVID-19と命名された上でWHOによってパンデミック宣言がなされた、我々を激烈な肺炎症候群という荘厳とともに死へと誘う(という設定の)未知のウイルスによって、世界各地がロックダウンへと追い込まれ、日本ではインフルエンザによる死者数を限りなくゼロ近くにまで落とすという驚異の感染症予防効果を伴いながらも、緊急事態宣言とGO TO政策という愚策によって、それ以前の日銀によるゼロ金利政策の徹底と自民党政権による消費税増税作戦によって瀕死の不況状態にまで追い込まれていた日本経済に、さらなる痛撃が与えられんとしている今日この頃、久々に記事をアップしてみます(う~ん、今日も無意味な前振りが長くて調子がいいなw)。
そこで、つらつらと本屋の店頭をぶらぶらしていると、闇の世界にその身を潜め、星の動きを窺いながら人の世の流れを読み解いて、もって白昼の死角を穿たんとする因業なる輩がひそかに座右の書としているとの令名高い噂の雑誌『マイカレンダー』の2021年春号が発売されていました。
私はその業界の人間ではないので毎号購入しているわけでもないのですが、ふと手に取ってみると、闇の世界ではその名を知らぬ者はいないとも言われる大石眞行師の監修によるという「あなたの運を上げるものリスト」なる記事が掲載されているではないですか。

季刊『マイカレンダー』 2021 Spring vol.9
ここはひとつ買って帰って家でその記事をじっくりと読んでみようかとも考えて、渋々大枚をはたいた上で正規の値段で購入して家路へと付いたのであります。
記事のリードによればなんでもこの記事は“今だからこそ役立つ、時間・空間・モノとの相性について考え”るものであり、“人×ものの相性なら「易」が最適!”として、各自の生年月日と性別から本命卦なるものを導き出した上で、それぞれの本命卦ごとに十六のラッキー・アイテムを八宅風水の考え方に基づいて教えてくれる、というもののようでありました。
・・・、ほうほう。
これはなかなかに良さげな記事ではないか、と思ってさっそく、私の本命卦を出した上で、それに基づくラッキー・アイテムを調べだし、小泉―竹中という極悪コンビに始まる日本列島劣等化政策のお先棒を担ぐ菅政権によるGo TO ヘル政策によって多くの民草が塗炭の苦しみを味わいつつあるこの国で、開運の道をひた走らんとしたのですが、・・・、ない。
ない、無い、ナイ、NOthing!
俺の本命卦が出てないやんけ、ゴルァ~~~!
記事では、1966年以降に生まれた野郎の本命卦しか掲載されておらず、1965年以前にこの世に生を受けた者は、己の本命卦を知る事さえ能わんというまさに予想外、想定外の事態が出来!
お、オ、おどれは、七十のジジィには死ねと、八十のババァにはそんなに長生きするなと、九十のジジィには開運なんかしてんじゃねぇ、とでも抜かしさらすつもりなんかい、・・・、と。
近頃の占い師は、老人を敬うという事も弁えとらんのか。近頃の若造は、敬老という言葉も知らんのかw
怒髪が天を衝いた私は、さっそく『マイカレ』を購入した書店にとって返し、不良品として『マイカレ』の返品とその代金の返金を要求したのでありました。
が、金の亡者と化した本屋の店員は返金に応じず謝罪もせず(まぁ、当然だけどw)、粘る吾輩を警備員の暴力によって排除したのであります。
・・・、まぁ、知性にあふれる私は、そのような未来を透視して、実際に書店へと足を運ぶ愚は避けて、警備員に排除されるという事態はなんとか免れはしたのでありますが、こんな仕打ちを受け、こんな辱めを与えられて黙って泣き寝入りする事なぞ許されるはずもありません。
そこで私は一計を案じ、私の隠し財産を保管してある秘密のトランク・ルームへと向かい、一日かけてテルマの発掘作業に没頭したのでありました。
そして、その結果サルベージに成功したものがこちらになります。

『月刊ムー』1985年8月号
真実を告げる世界で唯一の月刊メディア、『月刊ムー』の1985年8月号(通巻 No.57.)。
世間の理不尽に打ちひしがれ、社会の不条理に打ちのめされた時、心が折れ、立ち上がる気力を失いかけた時、真理は常に隠されたものの中に、即ちムーの中にある、というわけでは、もちろん、ありませんが、時に貴重な情報をもたらしてくれる事も、ある事はあったりもします。
この古く懐かしいオカルト雑誌の中ほどを開くと、そこにはこんな記事が・・・。

「実用スペシャル
未来を読み強運を招く古代中国の秘術
必中!本命卦占い」
この記事は、鮑黎明師というチョビ髭スタイルの占い師の先生が“天下国家の趨勢、地球の寿命、はては天地宇宙の開闢までをも推し量ることのできる驚異的な学問”であるという中国四千年の秘術である「太乙神数」を簡略化したもので、鮑先生曰く“美しい娘との悲恋”を経て鮑先生に伝えられたものなのだそうであります。
まぁ、そのあたりのメロドラマ・ストーリーを叙述した、呉智英あたりになら“三文小説”として一笑に付され片づけられてしまいそうな記事の出だしはどうでもよく、この記事の核心的利益は 《 本命卦 》 の出し方にあります。
どうもこの記事を読む限りでは、基本的には 《 本命卦 》 とは、気学などでいう《 月命傾斜宮 》、あるいは内藤文穏的に言えば《 命宮 》の事を言っているようではあるのですが、その元になる本命星が男女で異なってくるところが解せません・・・。
が、しかし、そんな事はどうでもよいのです。
なぜなら、私は男命であり、男命に関しては本命星は通常の気学と変わらないため、なんなく本命卦を求める事が出きるからです。
この記事によって私の本命卦を出しさえすれば、ゴミにも等しい『マイカレ』をして宝の目録へと変貌せしめる事も夢ではありません。
それでは、もしあなたがうら若く美しい女性であったなら、この次は、プール付きのマンションの自宅へと向かう純白のメルセデスのリムジンの中で、ピンドンのトリクル・ダウンをともに楽しむ機会を共有できん事をお祈りいたします。
そこで、つらつらと本屋の店頭をぶらぶらしていると、闇の世界にその身を潜め、星の動きを窺いながら人の世の流れを読み解いて、もって白昼の死角を穿たんとする因業なる輩がひそかに座右の書としているとの令名高い噂の雑誌『マイカレンダー』の2021年春号が発売されていました。
私はその業界の人間ではないので毎号購入しているわけでもないのですが、ふと手に取ってみると、闇の世界ではその名を知らぬ者はいないとも言われる大石眞行師の監修によるという「あなたの運を上げるものリスト」なる記事が掲載されているではないですか。

季刊『マイカレンダー』 2021 Spring vol.9
ここはひとつ買って帰って家でその記事をじっくりと読んでみようかとも考えて、渋々大枚をはたいた上で正規の値段で購入して家路へと付いたのであります。
記事のリードによればなんでもこの記事は“今だからこそ役立つ、時間・空間・モノとの相性について考え”るものであり、“人×ものの相性なら「易」が最適!”として、各自の生年月日と性別から本命卦なるものを導き出した上で、それぞれの本命卦ごとに十六のラッキー・アイテムを八宅風水の考え方に基づいて教えてくれる、というもののようでありました。
・・・、ほうほう。
これはなかなかに良さげな記事ではないか、と思ってさっそく、私の本命卦を出した上で、それに基づくラッキー・アイテムを調べだし、小泉―竹中という極悪コンビに始まる日本列島劣等化政策のお先棒を担ぐ菅政権によるGo TO ヘル政策によって多くの民草が塗炭の苦しみを味わいつつあるこの国で、開運の道をひた走らんとしたのですが、・・・、ない。
ない、無い、ナイ、NOthing!
俺の本命卦が出てないやんけ、ゴルァ~~~!
記事では、1966年以降に生まれた野郎の本命卦しか掲載されておらず、1965年以前にこの世に生を受けた者は、己の本命卦を知る事さえ能わんというまさに予想外、想定外の事態が出来!
お、オ、おどれは、七十のジジィには死ねと、八十のババァにはそんなに長生きするなと、九十のジジィには開運なんかしてんじゃねぇ、とでも抜かしさらすつもりなんかい、・・・、と。
近頃の占い師は、老人を敬うという事も弁えとらんのか。近頃の若造は、敬老という言葉も知らんのかw
怒髪が天を衝いた私は、さっそく『マイカレ』を購入した書店にとって返し、不良品として『マイカレ』の返品とその代金の返金を要求したのでありました。
が、金の亡者と化した本屋の店員は返金に応じず謝罪もせず(まぁ、当然だけどw)、粘る吾輩を警備員の暴力によって排除したのであります。
・・・、まぁ、知性にあふれる私は、そのような未来を透視して、実際に書店へと足を運ぶ愚は避けて、警備員に排除されるという事態はなんとか免れはしたのでありますが、こんな仕打ちを受け、こんな辱めを与えられて黙って泣き寝入りする事なぞ許されるはずもありません。
そこで私は一計を案じ、私の隠し財産を保管してある秘密のトランク・ルームへと向かい、一日かけてテルマの発掘作業に没頭したのでありました。
そして、その結果サルベージに成功したものがこちらになります。

『月刊ムー』1985年8月号
真実を告げる世界で唯一の月刊メディア、『月刊ムー』の1985年8月号(通巻 No.57.)。
世間の理不尽に打ちひしがれ、社会の不条理に打ちのめされた時、心が折れ、立ち上がる気力を失いかけた時、真理は常に隠されたものの中に、即ちムーの中にある、というわけでは、もちろん、ありませんが、時に貴重な情報をもたらしてくれる事も、ある事はあったりもします。
この古く懐かしいオカルト雑誌の中ほどを開くと、そこにはこんな記事が・・・。

「実用スペシャル
未来を読み強運を招く古代中国の秘術
必中!本命卦占い」
この記事は、鮑黎明師というチョビ髭スタイルの占い師の先生が“天下国家の趨勢、地球の寿命、はては天地宇宙の開闢までをも推し量ることのできる驚異的な学問”であるという中国四千年の秘術である「太乙神数」を簡略化したもので、鮑先生曰く“美しい娘との悲恋”を経て鮑先生に伝えられたものなのだそうであります。
まぁ、そのあたりのメロドラマ・ストーリーを叙述した、呉智英あたりになら“三文小説”として一笑に付され片づけられてしまいそうな記事の出だしはどうでもよく、この記事の核心的利益は 《 本命卦 》 の出し方にあります。
どうもこの記事を読む限りでは、基本的には 《 本命卦 》 とは、気学などでいう《 月命傾斜宮 》、あるいは内藤文穏的に言えば《 命宮 》の事を言っているようではあるのですが、その元になる本命星が男女で異なってくるところが解せません・・・。
が、しかし、そんな事はどうでもよいのです。
なぜなら、私は男命であり、男命に関しては本命星は通常の気学と変わらないため、なんなく本命卦を求める事が出きるからです。
この記事によって私の本命卦を出しさえすれば、ゴミにも等しい『マイカレ』をして宝の目録へと変貌せしめる事も夢ではありません。
それでは、もしあなたがうら若く美しい女性であったなら、この次は、プール付きのマンションの自宅へと向かう純白のメルセデスのリムジンの中で、ピンドンのトリクル・ダウンをともに楽しむ機会を共有できん事をお祈りいたします。