世界に名曲数あれど、決して欠くこと無き曲の一つ、 『 Stairway to Heaven 』 ・・・。
この曲はただ単に名曲というだけではなくて、隠秘学的な香りを感じさせてくれるというか、恰も音楽に世界を変える力があるかのような錯覚を感じさせてくれる一曲でもありました。
それは恰も格差と貧困に満ち閉塞しきったこの世界の中で、何か魔術的なパワーでこの身を満たし、世界を変え得る力を獲得したかのような錯覚でもあります。
・・・。
が、もちろん、それは全て単なる錯覚でしかなく、世界は相変わらず格差と貧困に満ち溢れ、そこには閉塞以外の何ものをも見出すことは叶わないわけなのではありますけど、ね
ところで、果たしてかつて輝きを放つものは全て黄金であると信じていた彼女は、イミテーション・ゴッドに欺かれることなく天国へと至る階段を買う事が出来たのでしょうか?
それとも今でも、そしてこれからも、永久に天国へと至る階段を買い求め続け、永劫の時を彷徨い続けていくのでありましょうか。