@Transient global amnesiaにおけるDWIの臨床的意義について(Neurology 2020;95:1-7.)

 

  • 海馬のDWI高信号が陽性なのは70.6% (272/390)
  • 右海馬のみ80人;左海馬111のみ人;両側81人
  • 海馬の小さなround or oval, single or multiple DWI高信号が典型的。平均4mm、range, 1.7–8.6mm。
  • 189/390人では直前にemotional or physical stressあり

【感想】

  • 1cm以上などの大きな病変がないのはTGAにとどまらないからだろうか。
  • 海馬の部位による健忘の性状の違いが気になる
  • (M&M) 期間は1999年〜2018年、なのに2mm厚でmulti-b valueのDWIって(考察の方では3mm厚と書かれているが)
 
@Amebic liver abscessの形態分類と臨床・検査所見との対比(Abdom Radiol (2021). https://doi.org/10.1007/s00261-021-03093-w)

 

  • Type I (66%, 74/112): 壁はないか不完全で辺縁はでこぼこ、造影はないか不連続で隔壁あり
  • Type II (28%, 31/112): 壁あり、辺縁平滑、rim enhancement、隔壁なし
  • Type III (6%, 7/112): 壁あり、辺縁平滑、造影なし、隔壁なし

 

  • Type Iはしばしば複数 (平均2.4個 vs. II: 1.4 vs. III: 1.1, p=.039)
  • Type Iの破裂頻度はかなり高い(57% vs. 6% vs. 0%, p<.001)。しかも破裂例の95% (40/42)は受診前に破裂済み。
  • 結腸も同時にinvolveされている例(28% (32/112))では全例で盲腸を含み、虫垂も12例で侵されていた。
  • なお、a mass-like thickening of the cecum caused by amebaのことを"ameboma"と呼ぶ
  • 円形・卵円形で分厚く造影される壁と周囲の浮腫、という"古典的"パターンは本論文でいうところのtype IIにあたり、治癒過程の像。
  • type IIではdouble-target signがしばしば認められ、inner ringは炎症性充血、outer ringはedemaによる。
  • type Iで見られる隔壁は治癒過程では吸収されるので、存在はすなわち膿瘍初期や治療反応不良を示唆する。
  • type IIIはinactiveであり治療を要しないとされるがサイズによる症状がある例ではドレナージを要する。
【感想】
  • アメーバ膿瘍の典型像のイメージは、なんと頻度が低く治癒過程の像であり、もっと頻度が高くて臨床的に重要なtype Iのイメージに置き換える必要がある。