先のでもお伝えしているように,12月9日(木)?12日(日)にかけて,千葉?幕張メッセにて「マジック:ザ?ギャザリング」(以下,マジック)の世界選手権が開催された。60の国と地域から集まったプレイヤーが,世界最高峰のデュエルとさまざまなイベントを堪能した,その国際色豊かな風景を,隅から隅までお届けしよう。 コアゲーマーが多いというサイトにおいても,おそらくはマジックに非常に詳しい読者の方は限られた人数になってしまうと思うが,ルールの詳細まではここでは記載しない。「分かる人が分かる」記事になってしまって申し訳ないが,どうかご了承いただきたい。 会場全景。手前は来場者がプロモーションカードをもらえるインフォメーションブース,アラド戦記 RMT。右の赤いほうがイベント用ステージ,左から奥にかけてのテーブルが対戦場所,最奥が本戦のフィーチャーマッチ?テーブルとなっている 世界王者への遠い道のり 毎年末に開催されるマジック世界選手権は,世界各国から招待されたプレイヤー達が,3日間にわたって計18回戦を3種類のフォーマットで戦い抜き,上位8名が日曜の決勝ラウンドに進出するシステムになっている。 南北アメリカ?ヨーロッパ?アジア?アフリカから集まったプレイヤーが一堂に会し,カードを共通言語にして交流する 「フェアリー」デッキをあやつる高橋氏。ストイックなマジックへの取り組み方で知られ,負けた悔しさのあまり机を拳で殴りつける場面も 日本は351人中,アメリカに次いで2番目に多い42人の選手団を送り込んだが,1日目のスタンダード構築戦でやや苦戦を強いられた。 というのも,現環境最強と目されるを持ち込んだプレイヤーが多かったのだが,海外勢の多くがそのデッキに対抗できる青黒ないし青白のコントロールデッキを使っていたためだ。 3日間を終えてベスト8に残るためには,18回戦のうち負けは4回,DarkBlood RMT,引き分けは1回までに抑える必要があるといわれている。2日目のブースタードラフト戦を終えた時点で,日本人最高位は9勝3敗の高橋優太氏。3日目のエクステンデッドで,なんとか1敗1引き分けまでに踏みとどまりたいところだ。 高橋氏は「青黒フェアリー」デッキをこよなく愛することでも知られている。デッキパーツは現在のスタンダード?フォーマットでは使えなくなっているが,エクステンデッド?フォーマットではまだまだ現役。長く使いこんできたデッキを手にベスト8入りを目指した高橋氏だったが,あと一歩届かず日本人最高位の13位に終わった
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