こんにちは 今日はいわゆる「クーラー病」についてです。
実は、「クーラー病」という病名はありません。
クーラーを使うことによって、自律神経が不調を起こす、というのが
正確なところだそうです。主な症状としては、
●手足が冷える
●身体がだるい、疲れやすい
●食欲不振、下痢
●イライラする
●肩こりや腰痛
●肌荒れ
といったものをひき起こすそうです。では、その対策は?
まずは、急に涼しい所から暑い所(あるいはその逆)に出ない。
これは、冷風で冷やされて縮んでしまった血管が、急に拡張できない
あるいは突然体が熱されて血管が急に収縮できないために、汗をかけ
ない、あるいは熱を放散できないなど体温調整が上手くできなくなるん
だそうです。
次に、冷たい物よりもむしろ温かい物を口にする。
内臓、特に胃や腸はもともと冷たい物が苦手な臓器です。内臓も
自律神経によってコントロールされています。急に冷やされるとこれが
効かなくなり、「臓器の疲れ」となって現れます。
とくに、キュウリ、トマト、そば、ホウレンソウ、ウーロン茶、アサリ
大根、バナナ、柿、ゴボウ、シジミ、白砂糖、ナス、ゴーヤ、メロンなど
身体を冷やす効果のある食べ物を口にする際には少し温めてから
食べた方が良いのではないかと思います。
もうひとつ、5~10分ぐらい適度な運動を行なう。
運動をすることは、血管の拡張・収縮をしやすくします。ただし、無理は
禁物です。
エアコンという文明の利器は、ここまで挙げたような弊害もひき起こす
諸刃の剣でもあります。全く使わなければ使わないで、熱中症をひき
起こすことにもつながりかねません。上手に使って、この夏を乗り切り
ましょう。ではまた・・・
機能訓練指導員:大垣