ユニーク上田作品 展示中 | 生活習慣病の予防と対策

生活習慣病の予防と対策

生活習慣病の原因には、暴飲暴食、食生活の偏り、運動不足、過労、ストレス、飲酒、喫煙などが挙げられます。

伊賀 絶筆「ピエロ」や版画、オブジェ

晩年、伊賀地域で創作活動に励んだ芸術家上田誠克さん(1925~2006)の遺作を展示している「上田誠克記念館ギャラリー30」(伊賀市槇山)で、「後期作品展」が開かれている。最後まで筆を入れ続けた絶筆「ピエロ」のほか、新聞を貼り合わせたユニークなオブジェが並んでいる。4月15日まで。

上田さんは1925年、神戸市生まれ。大阪府庁を退職後、1953年から大阪市立美術研究所でデッサンを学び、版画やペン画の個展を開いた。79年から翌年にかけて、アメリカにわたり、17カ所で作品を展示した。

86年に名張市に移住し、89年に「ギャラリー30」を自宅2階に開設した。97年に旧阿山町の現在地に、自宅兼ギャラリーを移転した。晩年まで精力的に作品を作り続けてきたが、06年4月に80歳で亡くなり、ギャラリーは昨年4月に記念館としてリニューアルオープンした。

半世紀余りの活動で生み出したペン画やデッサン、油彩画のほか、凹凸をつけた金属板に紙をプレスして立体的に見せる「エンボス版画」や、木と和紙を使った立体作品、新聞紙を何層にも貼り合わせて形作ったオブジェが残された。

今回は後期作品のエンボス版画や金属板、新聞紙のオブジェといった作品約50点が展示されている。妻の郁子さん(72)は「本当にユニークで、誰にもまねできない作品ばかり。気軽に訪ねてください」と話している。

月、火曜休館。午前10時~午後5時。入場無料。問い合わせは同記念館へ。

出典:朝日新聞