厚生労働省が平成17年度に行った「高齢者の住宅と生活環境に関する意識調査」によると、<自分の身体が虚弱化したときの住まいをどのようにしたいと思うか>(複数回答)について、以下の結果となっています。
現在の住居に特に改造せずそのまま住み続けたい
平成13年 36.3%→平成17年 37.9%
現在の住宅を改造し住み続ける
平成13年 21.4%→平成17年 24.9%
介護付公的特別養護老人ホームなどの施設に入居する
平成13年 11.6%→平成17年 17.9%
公的なケア付住宅に入居する
平成13年 5.9%→平成17年 10.8%
子供や親戚の家に移り世話をしてもらう
平成13年 5.8%→平成17年 8.0%
民間の有料老人ホーム等施設に入居する
平成13年 3.0%→平成17年 6.0%
いかがでしょうか。
この結果を見てわかるとおり、現在の家に住み続けたい人は約6割(住宅を改造して住み続けたい人も含む)。慣れ親しんだ家、近所付き合いも含めて、現在の住居環境は変えたくないと思っています。
しかし、これからは、住み続けるリスクということを考えなければいけないと思います。
まず、住宅の耐久度の問題です。これは、ある程度のリフォームで対応できますが、費用を考慮しておかなければなりません。
次に、健康上の問題です。身体はいたって丈夫だけど、認知症になったら、住み続けることは難しくなります。
認知症高齢者数〈自立度Ⅱ以上)は、2010年には200万人、2015年には250万人、2025年には323万人に達すると厚労省は予測しています。自分あるいは配偶者が認知症になる確率は年々高まっているのです。
そのためにも、住みかえのプランは、早めに立て、例えば介護が必要になりそうな段階になったら、○○に入居しよう、家は貸す・売却するとかを配偶者としっかりコンセンサスをとっておくことが肝要だと思います。
自立度Ⅱ 日常生活に支障をきたすような症状・行動や意思疎通の困難さが多少みられても、だれかが注意していれば自立できる状態。