今更去年のロボコンのネタですか,とかいわないでください
最近は家に編入学試験の勉強で家に引きこもってるので,書くこともないけど,
最低でも月に一回はブログを更新したいというどうでもいい自己満による産物ですw
前,足の機構を上げた直後は,全国数十人の高専ロボコン関係者のアクセスをいただいたのですが,
今年のルールのせいで,完全に需要がなくなりましたw
今回のも,今年のルールには役に立たないけど,そのうち役に立つこともあるかもしれないので書いておきます

今回書くのは,去年のジャンプ機構に使っていた,
ある条件さえ満たせば,速度差をもつ歯車と勝手にかみ合ってくれる便利な欠歯歯車です
一応,去年のジャンプ機構に使って,
900[rpm]で回っている最大軸出力300[W]の歯車(画像右の黒い歯車)と合わせて,
全国大会では25[cm]ほどジャンプしてました.

歯車だけだとこんな感じ
欠歯になってる部分が終わって,右ちょっと上の部分の3枚の尖った歯は,
歯車の上の部分から薄い板で保持されていて終端部に歯がついているといった感じで,
内側に撓むことができます.
あとは,終端の部分からリンクを伸ばしてやって,動力伝達はそっちがメインになっています.
っていうか,薄い板でつながってるだけなので,このリンクをつけないと欠歯部分が座屈しますw
撓む部分の中間ぐらい内側についてる変なかみ合い部は,座屈防止の補強です.
実際の動作を説明すると,写真の黒い歯車は,常に右回りに回っています.
なので,欠歯歯車は左回りです.
そして,欠歯歯車側にはゴムがついていて,ゴムの力で,欠歯部分から歯がある部分に回ろうとさせる力が働いています.

ちょうどいい画像がなかった
全国大会の試合風景です
奥で板を持ってるのが私です・・・ってそんなことはどうでもよくて,
ペンギンの前の左右についてる赤い線が見えるでしょうか
それが,ゴムで,ジャンプする力の補助(モーターとゴムで,5:5ぐらいの力の配分)と,
欠歯部分から歯がある部分に欠歯歯車を回す役割を担っています.
歯車からみると,スライダクランク機構でつながっていて,
欠歯部分でストッパーで欠歯歯車が止められているときは,クランクは上死点付近なので,
最初の動き出しはゆっくりです.

ストッパーで止められてる状態
鎌みたいな形をしているのがクランクで,ストッパーとの兼ね合いでこんな形になっています.
動作順序は,
1).歯車が回ってきて,黒いギヤとかみ合わない欠歯部分で止まる.(写真の状態)
2).ストッパーが外れると,ゴムの力で撓むことができる歯の部分まで欠歯歯車が回る.(この時の欠歯歯車の回転速度は割とゆっくり)
3).撓むことができる歯と,黒いギヤの歯が接触
4').3でもし,運よく歯と歯底がかみ合ったら,普通にそのまま回って1に戻ります.
4).3でもし,歯先同士がぶつかるような位相の場合,欠歯歯車側の歯は撓むことができるので,内側に逃げます.

5).4の状態で,黒い歯車と欠歯歯車はかみ合っていない(歯先同士が接触)ので,そのまま黒い歯車は欠歯歯車に対し,歯先を滑らせながら,回転します.
6).5で少し回転すると,歯車間の位相が変わり,ちょうどいい位相になります.その瞬間,撓んでいた歯が戻って,相手の歯とかみ合い,あとは普通に回転して1に戻ります.
撓む歯は,回転方向に力がかかると,支点とか摩擦の関係で相手の歯車に食い込もうとするようにできています.

なんとも無理がありそうな機構ですが,ロボコンぐらいなら十分な耐久性がありました.
そして,冒頭に書いた,条件ですが,この機構を使うためには,
1.欠歯歯車を何かしらの方法で欠歯部分から少し回す必要がある.
2.欠歯歯車側が,撓んだ歯先同士の接触でくるくる回るほど負荷が軽い場合は使えない.
(同期しないまま撓む部分が終わって,歯先同士が接触して・・・)
この2点に気を付ければ,何にでも使えると思います.
瞬間的に大きな力がほしい場所には結構使えると思います.
耐久性は保証しませんがw
ちなみに,動力側に使うことも可能です.
その場合,瞬間的に大きな力がほしいというより,
クラッチを使わずに動力をある点で遮断したいとかそんな使い方になりますが.
というわけで,これで去年のロボコンの解説はたぶん終了
今年のロボコンは(きっと)進路も決まって,のんびり見ることができるでしょう