久しぶりに書きます。


 数年前、父が亡くなり、後を追うようにして母が亡くなった。


 両親とも80歳までは生きられなかった。


 少しずつ実家の整理をしている。


 急なことだったので、今でも両親が亡くなったという実感がない。


 仏壇に話しかけると、返事が返ってきているように感じる。


 この前、両親の部屋の押し入れを開けた。


 両親が若い頃着ていた洋服などが出てきた。


 いつか両親が着ていたことをなんとなく思い出した。


 押し入れの布団の一番下に、ひときわ古い布団が出てきた。


 見てみると、布団が小さい。


 「なんの布団だろう。」


 布団カバーは、黄色っぽく変色している。


 カバーの後ろを見て、涙が出た。


 私の名前が書いてあるではないか


 捨てようにも捨てられなかったのだろう。


 布団の模様は、かわいい動物


 どうしても捨てられなかったんだろう


 この布団で、母の子守唄の私は幼い頃寝かされていたのだろう。


 もう50年以上前の布団


 小さな布団


 私がどんなに愛されていたか、あらためて知った。


 親に反抗してグレかけたこともあったけど、どれほど両親が私を愛していたか


 ろくに親孝行出来ずに、天国に行ってしまったお父さん、お母さん


 ありがとう。


 あなたたちの子供でよかった。


 私も、お父さん、お母さんと同じように、子供を愛してるよ。