現在,広島市内に約300カ所ある雁木を水上交通の船着場として活用して雁木タクシーが運行されている.雁木(護岸にある階段)は、かつて生活物資の運搬船などの船着場として利用されていた。広島の太田川デルタは、潮の干満差が大きいため雁木が発達した。築堤の始まる16世紀までは木製、16世紀末以降は石造、現代ではコンクリート造と、その姿は変わっているが、現在でも市内の6本の川には新旧含め約300の雁木がある.このHPから引用しています



広島大学海岸工学研究室
オープンカフェ前の雁木ラブラブ

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雁木でのボートからの乗り降りアップ

 雁木タクシーの運行は雁木での水深が50cm程度を必要としており,タクシー乗り場の制約になっている.


 広島県では「水の都ひろしま」構想を踏まえ,親水性向上を目指した河川の環境整備の一環として水辺のオープンカフェ前面で石炭灰リサイクル材を用いて,ヘドロ層分解作用による河川底質改善実証試験工事を実施している.

 干潮時にできる干潟がボートの乗り降りに利用できれば,干潮時の運行も可能にし,雁木タクシーの価値を飛躍的に向上させることができるはず!?


京橋川,オープンカフェ前面には次のような施工が行われています.


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干潮時にはヘドロを覆ったHiビーズが現れ,問題なく河岸上を歩くことができます.

雁木タクシーがこの場を利用することはできないのだろうかと思案中ですあせる


施工面の厚さは..


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護岸には約70cm,ヘドロ側で約50cmHiビーズが敷かれており,現地盤からは30cm程度の高さになっている.