(1) 体積力と圧力
体積力とは単位質量あたりに働く外力のこと.重力,浮力,遠心力などが体積力である. これに対して圧力,せん断力などは単位面積に働く外力で面積力という.
体積力はベクトル量であり,例えは,重力であれば,鉛直方向にのみ,力の成分を持っている.
k = (kx, k y, kz ) = ( 0, 0, g ) 重力の場合
(2)圧力と起動力(圧力勾配)
微小立方体に働く力・・微分量が力を表す.図-2.1にあるように,微小変化は一次式で表すことができる.
微小距離Dx離れた面に働く圧力の増分Dpは傾き(Dp/Dx)にDxを書けることで求まる.
水塊の圧力を考える場合,微小要素の上下面の力pとp+Δpのみを考えればよい.どのような水塊を考える場合においても上下面の圧力のみを考えればよいのか?
図-2.3(a)のように水塊内部の圧力はスライスした面に上下に働く圧力があり,それぞれキャンセルされて上面から下向きにかかる力とした面から上向きにかかる力のみが残る.
(3)靜水圧平衡式・・下記をクリックして拡大