2019-20年度国際ロータリー第2690地区クラブ雑誌・広報委員長会議が8月4日,出雲ロイヤルホテルで開催された。古瀬倶之地区ガバナーの開会・点鍾を皮切りに,来賓・役員等の紹介に続き,国際ロータリー第2670地区パストガバナー 前田直俊氏(坂出東)による「ロータリーの幅広い年代に対する広報とそのコネクションによる人々の参加」と題した講演があった。
前田氏の講演は大きく4項目で,1)「My Rotaryアカウント」への登録を推進する,2) ロータリーの変化の受け入れ,3) ロータリーの公共イメージの推進,4)広報活動の多様化,である。
My Rotaryアカウントに登録すれば,ロータリー活動の豊富な資料・情報,世界のクラブの現況が入手でき,ニュースレターも無料で購読できる他, 世界のロータリアンと繋がって交流を深め奉仕活動のアイデアを交換しヒントを得たりすることができる,というもの。当初より格段にアカウントへの登録が容易になっている,とのこと。2)では,ロータリー活動もITやデジタルネットワークの拡大に合わせ,変容してきている,それに対応して意識も改革していく必要がある,と強調された。3)については,まだロータリーおよびその活動の知名度は低いことから出たものである。しかし個人レベルでの口コミでなく,地区組織としての取り組みを紹介された。4)では,広報活動の多様化を訴えられた。例えば,ポスター・チラシの類に加えて,市町村便りに掲載,新聞広告(地区大会では地方紙に全面広告を打つ),電車・バスなどの宙吊り,あるいはSNS・ウェブサイトを挙げられた。当クラブでもSNSは藤原幹事などのご努力でつとに開始しているが,ここでの指摘は,これからの活動の最も参考となるところである。
古瀬ガバナーは,この講演に対する謝辞の中で,「ロータリーの友」を活用する事例を紹介された。それは,20名程度のインフォーマルミーティングで,7名の参加者が「友」の記事の中で最も気に入ったものを,約5分程度でそれぞれ1本紹介し,その後は歓談に移るというもの。また,ご自身の実践として,出張旅行中など等の機会を捉えて,予め丸印を付けておいた「友」の記事を読んでいくと,いうもの。参考になる。
引き続き,ロータリーの友地区代表委員 高橋 章氏から「ロータリーの友委員会の今年度方針について」,また,月信出版・地区HP管理委員会委員長代理 日野幹雄氏から「地区月信への取り組みおよび地区HPの運用について」講演があった。
地区代表幹事 岸 篤彦氏の閉会の言葉,およびガバナーによる閉会・点鍾ですべての会議日程を終了した。
クラブ雜誌・広報委員会
石津日出雄・尾坂明義