例会～イニシエーションスピーチ 2019.4.12例会
みなさんこんにちは。この度は岡山中央ロータリークラブに入会させていただきありがとうございます
。中田昌子さんから「私たちのロータリクラブに入られませんか」と何度も声をかけていただき、私は「
春になったら仕事も落ち着くので考えます」とお答えしておりました。例会に何度か参加させていただき
、素晴らしい皆様にお会いすればするほど「ご迷惑をおかけしないか」という思いもありましたが、「様
々な業種のトップの皆様から学べることも多い」ことや、「社会のお役に立てることがあるかもしれない
」と考え、また同時に「声をかけていただけるうちが花」と思い、入会させていただきました。
先週のお花見例会で少しご挨拶をさせていただきましたが、今日は改めてイニシエーションスピーチと
してお話をさせていただきます。仕事のこと、家族のこと、会社のことなど、ありのままの自分をお話し
させていただきます。ロータリークラブといえば子供の頃伯父がロータリークラブに入っており、クリス
マス例会にも参加し、楽しい時を過ごした経験があります。その時は楽しく「ロータリークラブとはきっ
と遊びのクラブだろう」と思っておりました（笑）。
さて私は㈲一宮工業という機械器具設置会社を経営しております。父が創業し４８年になります。６年
前に私が引き継ぎました。父はワンマンでしたので、大塚家具の一件はよく分かる気がします。経営者と
しての勉強もしておらず安易な気持ちで引き継ぎましたので今色々な場面で頭を打ちながらやっておりま
す。時には泣くこともありますし、「人に使われる方が楽なんだろうな」と思ったりもします。建物など
ハード面でも問題が出てきております。半世紀も経つと建物や機械も古くなってまいりまして、屋根を修
理したり、壁を塗装し直したりもしております。
塗装した直後に豪雨の影響で会社も６０〜７０ｃｍ浸水しました。写真は機械、器具、商品が水に浸か
って駄目になってしまった場面です。防犯カメラも故障し浸水の様子などは再生できませんでした。すぐ
に仕事ができるように頑張って片付けました。しかし水害の一か月後に今度は泥棒に入られてしまいまし
た。この時は防犯カメラも役に立ち、警察の方のひたむきな努力もあり犯人は捕まりました。しかし、こ
の捜査の間、警察の方とのやり取りなどが長く続き、普段は「へこたれない赤松」と言われている私もさ
すがにくたびれてしまいました。
どんな仕事をしているかと言いますと主に揚排水のポンプを扱っております。分かりやすく言うと、水
を送る浄水場や家庭から出た下水を処理する処理場のポンプの設置や修理を行っております。この写真は
岡山市のある施設の地下にあるポンプであります。3台設置されているチューブラポンプで、高さが
１．８ｍ ありますので大人が立ってくれ入れるぐらいの大きさです。昨年このポンプの上部を取り外し、
中に入っている機械（モーターや羽根など）を新しいものに入れ替えました。片方から川の水が入ってき
て、片方から送り出す仕組みのものです。また、会社が岡山市一宮にあり、桃やぶどうの産地ですので農
地へ水を送る灌漑施設の維持・管理もたくさんやっております。職場は３Ｋと呼ばれる、汚い、きつい、
危険という厳しい仕事でありますが、人々の生活に不可欠な水に関わる大切な仕事であり、これを誇りに
思い頑張っています。
私は1962年に一宮で生まれました。長女として生まれ妹が一人います。高校と大学では剣道に取り組み
ました。大学では英米語を専攻しましたが、想い出はいつも剣道のことばかりで、全日本の大会にも出る
ことができました。家族は夫と3人の息子がおります。夫は結婚当時勤めていた信販会社を辞めて我社に入
社しましたが“そりが合わない”ということですぐに辞めてしまいました。その後は色々な仕事を楽しん
でおりましたので、私がこの華奢な体で（笑）大黒柱として頑張ってきました。夫は病気をした関係もあ
り今は主夫（家事）をやってくれています。長男は奈良で結婚し暮らしています。次男は結婚し子供が一
人います。小学校の教師をしておりましたが最近「僕は先生に向かん」と休職し、今は「自分探し」をし
ております。三男は紆余曲折ありましたが今は我社で働いてくれております。子供たちも不登校など色々
な経験をしましたが今はそれぞれ自立してくれております。子供たちのお陰で自分も育ててもらい「人生
が深くなった」と思っております。
また、私は中田さんをはじめ良い友達に恵まれています。人とのご縁の運という面では本当に恵まれて
おり幸せに感じております。
私の趣味はピラティス（エクササイズ）、旅行、着物を着ることです。アコースティックギターとボイ
ストレーニングも先月までしておりましたが昨年の疲れが出て今は休止しております。
旅行では2年前のハンガリー旅行が特に印象に残っております。次男が大学生の時にハンガリーでホーム
ステイをし、いつかはそこに行きたいと思っておりました。子供たちにも広い世界を見せてやりたいと長
男と次男には海外でのホームステイをさせておりましたが三男はその経験をさせていなかったので、今回
は三男を荷物番とボディガードを兼ねて連れて行きました。ブダペストからバスで3時間のところにケスト
ヘイ（Kesztheiy）という街があります。そこにヘーヴィーズ湖という全体が温泉という湖があります。年
末年始で行きましたので外気は0℃とか、マイナス5℃の世界ですが温泉の温度は30°前後で非常に温かい
。湖の大きさは東京ドームと同じぐらいの大きさ。湖の周りは葉を落とした木々が重なり、ピンと張り詰
めた空気の中で、絵画のような風景の中でプカプカと浮いているという、人生で一番気持ちの良い瞬間を
味わうことができました。もう一つ印象に残ってるのは大晦日の様子です。街のあちこちで子供たちがラ
ッパを吹いて喜んでいました。そして、あちらこちらから花火が打ち上げられます。1年間一生懸命働き、
お金を貯めて豪華に花火をあげることがステータスとも言われているようです。それぞれの自宅の庭から
、またレストランなどから次々と花火が打ち上げられていました。
去年はマルタ共和国に行きました。イタリアの南にある地中海に浮かぶ小さな島です。ヨハネ大聖堂は
マルタ騎士団の歴代の騎士団長の墓がある教会で、豪華な金箔で飾られ、装飾が素晴らしい所でした。街
の中の石畳などでは化石がいたる所で見ることができました。また、「ブルーグロット（青の洞門）」も
良き思い出になりました。イタリアの「青の洞窟」にも似た洞窟です。１０人乗りの小さなボートに乗っ
て見学に行きます。なんとも言えない綺麗な色で、青色や緑色に輝く海に心を奪われました。今年はロシ
アに行きたいと思っております。皆さん良い名所がありましたら教えて下さい。
以上でイニシエーションスピーチとさせていただきます。