皆さんこんにちは。今日は思い出深いゴルフへの取り組みと本業であった保育園事業の
最近の動向についてお話をしたいと思います。


趣味でゴルフを長いこと楽しんでおりました。メンバーとして、岡山ゴルフ倶楽
部と岡山桃の郷カントリークラブの2つのクラブに所属しております。私のように
身長がなく、体重も少ない者はゴルフもなかなか飛ばず難しいものです。飛んでも
210とか220ヤードでありまして、月例(協議会)で頑張ってみてもなかなかハンデ
ィが向上しませんでした。しかし、今から20年ぐらい前に「このままではだめだ
」と思いまして奮起をいたしました。上手な人にスウィングの指導を受け、距離も
出るようになりました。そして、ハンディも13までアップいたしました。更にも
う一段頑張って「シングルになれ」ということで頑張りました。約1年かけてハン
ディ9になりました。最終的にはハンディ7まで上達し、ゴルフを楽しんでおりま
した。それからしばらくして頑張りすぎて腰痛を患ってしまい最近4年程はゴルフ
も控えております。ゴルフ仲間とは良いお付き合いができたと喜んでいます。
仕事の方はもう辞めて8年程になり今は各園長(長男、次男)に任せています。
保育園の業界というのは今非常に目まぐるしく変わっている途中です。
認可を得た保育園では子供一人につきいくらと単価が決まっております。0歳児
は(1ヶ月)いくら、2歳、3歳、4歳はいくら、というように年齢ごとに単価が決ま
っております。その単価に子供の人数を掛けて請求すると、お役所から振り込みに
なるという仕組みになっております。国が1/2、県が1/4、市が1/4を負担して振り込
んでくれます。保護者からの保育料は一部負担として国庫に入金されます。
昨年の総選挙の時に安倍総理が保育料の無償化を突然打ち出しました。子育て世
代の親を助けようということで、福祉の中心施策として取り組むことになりました

財源としては来年10月の消費税10%への引き上げの一部を活用して行うというこ
とで今色々と実現に向け検討がなされております。無償化には全国で8000億円が必
要との試算が出ております。消費税の増税だけでは。賄えないということもありい
ろんな面で検討が進められています。
今は保護者の所得状況によって負担額が違うという仕組みで、お父さん、お母さ
んが両方公務員とかでありますと一人の子供(0歳児)を預けるのに保育料が7〜8
万円になってしまいます。これを今回は無償化する方向で検討されております。
次に保育園の施設形態の違いについてお話します。私どもは普通の社会福祉法人
の認可保育園です。幼稚園と保育園を一つにした施設が「認定こども園」という新
しい形の施設であります。今後現在の幼稚園も「認定こども園」に移行していくと

いうことになろうかと思います。全国を統一して認定こども園とするには難しいか
もしれませんが大半のところ「こども園」として認定されていくと思われます。
企業の中に企業委託型の保育所もたくさんできており、病院の中に認可保育所を
開設するという例もたくさん出てきております。
また待機児童を解消するということで様々な取り組みがなされており、株式会社で
も NPO 法人でも開設が可能という状況になっております。このような企業型保育
所が全国で3000カ所と言われております。
市町村の待機児童もだんだんと減少してきております。横浜市、岡山市が待機児
童が一番多いと言われ、岡山市長もその改善に取り組んでおられます。待機児童を
無くするためにどういう形でもいいのでどんどん作ろうということで取り組んでお
り、毎年1000人ずつ増やしているという状況にあります。
一方で問題も出始めています。都市部に作りたいが岡山市内での新設は難しく、田
舎の方にできてしまうなどの「地域の偏重」、企業型保育園の閉鎖なども生まれて
おります。
そういう意味で今「ぐらぐら」と制度が揺れてるという状況で、託児所をどうす
るかなどを含め、色々と調整が行われているところです。来年の10月からは就学前
の子どもはどこかの保育所に申し込みをしてどこかで無償化の恩恵を受けるという
ことが必要になるかと思います。私自身の考えでは普通の家庭では0歳から2歳ま
ではお父さん、お母さんと一緒に家庭で保育した方が良いとは思いますけれども、
無償化になると仕事をしていないお母さんも「認定こども園」に入園申し込みをす
る方向になると思います。
できるだけ早く無償化の具体案が決定され、早めに示していただくのがありがた
い所です。