テレーゼとの、地味な、しかし意味ある再会 | 転妻よしこの道楽日記

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実はきょうは、私にとっての1年に1度だけの、
ピアノの「本番」の日だった(汗)。
趣味でピアノを弾く大人を中心に、ピアノの先生や、
若い人や専門家を目指す人や、弦など他楽器を演奏する人まで集まって、
どこの門下だとか一切関係なしに、各自弾きたいものを弾く、
という通称『闇鍋』会が毎年一回開催されていて、
私はそれに、第一回の2011年から毎年参加しているのだ。
今年はもうもう、過去最高に練習していなかった(爆)ので、
いっそ出るのをよそうかと思ったこともあったのだが、
随分前に「出ます」と言ってしまっていたし、
発表会の場を失ったら、このままピアノから遠ざかってしまいそうだったので、
やはり出るだけは出ようと思って、決行した(大汗)。

正直に言って去年の秋頃から、私の中で、
(自分の弾く)ピアノの優先順位は、かつてなく下がっていた。
仕事の日は家事以外のことをする時間が取れないのも理由だったし、
道楽として歌舞伎が面白くなり過ぎたことも、原因のひとつだった。
それで過去数ヶ月、ずっとピアノの蓋の上には仕事関係の書類が乗っていて、
一週間の大半はピアノに触れることさえないまま過ぎていたのだが、
さすがにここ半月ほどは、目の前の本番から逃れられないことがハッキリしたので、
その書類束を床にどけて、数日に一度くらいは練習をするようにした。
先週の木曜日には西区民文化センターの『ピアノお試し演奏会』に行き、
出勤前の午前中に1時間ほど弾いたりもした。

もともと全然巧くないド素人ピアノなのに、練習までサボっておいて、
それで上辺だけでも何とかしようなどと、全くムシの良い話だった。
どちみち下手なのだから結局は似たようなものなのだが、
今回は、本番に向かって日々、密度と精度を高めて行くような、
「真摯」な部分がほとんど無かった。
こんなテイタラクで発表会に出るなんて、本当は駄目だ。
それもこれも、今年もまた昨年と同じベートーヴェンの『テレーゼ』1楽章を
弾かせて貰うことにしていたからこそ、どうにか格好になったのだ。
というか、「譜読みの途中」という状態ではないものを、弾くことだけは、
かろうじて出来た。
あああ、申し訳ありません、ベトベン先生(泣)。
泥縄ピアノで、珠玉のソナタ24番を使ってしまいました。

しかし、何であれ出ることができたのは本当に良かった。
不出来でも人前で弾くことには、ある種の「けじめ」としての意味があったし、
ほかの方々の演奏を聴かせて頂いたお蔭で、また新たな刺激も受け、
来年もこの場にいられるようでありたいと、心から思った。
休憩時間のお喋りのときには、次回は何を弾こうかという話題も出た。
ここで久しぶりに聴いた曲や、初めて知った曲がヒントになって、
自分でもその曲や、関連のジャンルのものを手がけてみたくなる、
というのは、他の方々も私も、これまでよく経験していることで、
そのような影響力を互いに大なり小なり持っているというのも、
『闇鍋』演奏会ならではの、素晴らしいことだった。
きょう聴かせて下さった、たくさんの方々に、心からの賛辞と感謝を!
(遠くから応援して下さった某氏にも!)

…それにしても、きょうはマツダスタジアムでカープ×DeNAがあったので、
私の発表会の会場の付近は、朝も夕方も凄い人出で真っ赤になっていた。
特に帰りは、ちょうど試合が終わって帰る人たちとかち合ってしまったので、
まるで神戸のルミナリエで歩いているみたいな混み具合だった。
広島駅前を過ぎるまでずっと、前後左右を人・人・人に固められて
全体のペースに合わせて歩く以外にどうしようもなかった。
陸橋の上からその大混雑光景を写真撮影している人も、いた(^_^;。
この中で私だけカープ帰りではない!と思うと、何か可笑しかった。
ときに、皆の着ているカープのユニフォームやTシャツを見ていたら、
前田(18番)・黒田(15番)・大瀬良(14番)が多いのは当然として、
菊池(33番)が大勢いるのには感心した。
やはりあの華麗な守備は、カープファンの間で絶大な支持があるのだな。