松緑、菊之助が語る「三月花形歌舞伎」(歌舞伎美人)
私にとってかつてのゴールデンコンビであった、
辰之助(先代)×菊五郎、のそれぞれの息子たちが、
今やこれほど立派に成長し見事に主役を張るようになろうとは、
もうもう、オバちゃん感涙・感涙でございます(T_T)。
あらし(松緑)くんは痩せて体が絞れて、男ぶりが上がったじゃないか!!
私は目下、この松緑の声と台詞が好きで好きで、とても気に入っている。
お父っつぁんの辰之助(←ファンには三世松緑なんかじゃない。
いつだって彼は辰之助だっ!)は、私には別格・空前絶後の存在で、
昔は、あらしくんが辰之助の遺児だということで無条件に応援し、
左近の頃から折に触れて舞台を観、辰之助襲名披露にも感激したものだが、
今となってはもう、彼が誰の息子だからとか似ているかいないかとか、
完全にどうでも良くなった。
当代松緑の舞台は今の私にとって大変心地よく、
劇場で彼の声が響き渡ると、私はいつも胸のすくような手応えを感じる。
今の松緑が好きで、彼が演るからこそ私は彼の舞台が観たいと思っている。
一方、カズ(菊之助)くんの顔立ちや雰囲気は、こうして見ると、
本当に音羽屋の旦那さんと純子夫人のそれぞれに似ているな、
と改めて思ってしまった(^_^;。
良いトコ取りになって、良かったね(爆)。
前も書いたが、丑之助だった頃のカズくんはよろよろと危なっかしい感じで、
私は(←身内でもないのに)ハラハラしながら舞台を観ることが多かった。
菊之助を襲名する頃でもまだ、生真面目過ぎて観る側としては窮屈で、
ハズしてもいいから、…いや、ハズしたら良くないのはわかるのだが(^_^;、
それでも少しくらいは、イチかバチかみたいな体当たりがあっても良いのでは、
と、もどかしく思ったりしたものだった。
しかし近年は、そうした折り目正しさが極めて良い方向に発揮され、
菊之助の存在に、匂いたつような華やかさが感じられるようになったと思う。
忍耐強くかつ慎重に積み上げて来たものが、彼の大きな財産になり、
今確実にその蓄積が開花している、という気がするのだ。
私としては、松緑・亀寿・権十郎というトリオがたまらない(笑)のと
團蔵の蝙蝠安が観たいのとで、3月南座は昼の部狙いかな、という気分だ。
しかし、御贔屓勧進帳と娘道成寺という組み合わせも捨て難いわね。
これはできれば昼夜通しをやってしまいたい。
舞台の神様、道楽の神様、どうか私にチャンスを下さい(殴)。