ポゴレリチ@ミューザ川崎6日ショパンの葬送が第三楽章に差し掛かったとき、黄泉路がこれほど穏やかなものだったとは…、と危うく説得されそうになった。私はまだ死んでないというのに。ポゴレリチの描く死界には、現世のいかなる平和や平穏とも違う、異次元の、果てしのない安らぎがあった。アケローン川は音もなく清らかに、途切れることなく流れ続けているのだな……、とも思った。そして、その延長で聴いたリストのロ短調のむこうには、前回のような「無」ではなく、透明な「永遠」を感じた。ヤバいって。こんな演奏会は。マジで(汗)。