
(写真は、会場の外に咲いていた、紫陽花)
広島市新人演奏会(@東区民文化センターホール)を聴きに行った。
この演奏会は、今年の春に大学を卒業した広島ゆかりの演奏家達が、
各自の母校の推薦を受けて参加し、演奏を披露するというものだ。
更に、12月の『広島プロミシングコンサート』で広島交響楽団と共演する、
3名の新人演奏家が選考される場でもある。
演奏会全体は三部構成で21名の演奏者が出演し、
午後1時から7時まで続くことになっていたが、
きょうの私は、そのうち第二部だけを聴いた。
特に誰を応援しに行ったということでもないのだが、
私はこういう、若手演奏家の集まる場が、もともと好きだ。
まだ演奏家としての色合いも方向性も定かではないくらいの、
真っ新な若い人達が、一筋に打ち込んで演奏する場には、
手慣れたプロの演奏会には無い、独特のはりつめた空気があって、
聴き手としての私も、つい見守るような気持ちで聴いてしまうのだが、
その緊張感が、なんとも言えず良いものだと思うのだ。
また、私が日頃触れるのはどうしてもピアノが中心なので、
管弦楽器や声楽などを次々と聴かせて貰えるという点でも、
こうした催しは私には楽しいものだ。
きょう聴いた第二部では、ピアノが4名、他にサクソフォン、
フルート、トランペット、コントラバス、各1名が演奏した。
皆、広島地元の高校を卒業したあと、全国各地の音大芸大、
あるいは海外の音楽祭やコンクール、マスタークラスで
研鑽を積んだ若手演奏家たちだった。
既にソリストの風格を漂わせ始めている人もあれば、
緊張ぶりがこちらにまで伝わって来る初々しい人もあったが、
いずれも私は少しも飽きることなく聴かせて貰った。
第三部の最後まで居たのではないので、
どなたがプロミシングコンサートのソリストに選ばれたか
現時点では私にはわからないが、きょうの方々の演奏を、
次に聴かせて頂ける機会を楽しみにしたいと思っている。
そして何年か経って、どこかのステージで
「あのときの新人演奏会の人!」
と思い出すような出会いを、また、したいものだ。