専科のソルーナ(磯野千尋)さんの退団公演をお見送りに行く、
と先日来ここに書いていながら、私は大事なことを忘れていた。
退団者のファンは、千秋楽には白い服で行くんじゃなかった?
宝塚には面白い約束事が様々にあるが、
サヨナラの生徒さんを見送るファンは上下とも白い服を着ていく、
というのもそのひとつだ。
厳密には、その生徒さんのファンクラブの会員で、
「入り」「出」に参加する人たちが、そのようにする。
FC関係でなく当日たまたま観に来た人なら、
気持ち的には誰のファンであろうと、服装は自由だ(当たり前だ)。
白で固めるのは千秋楽前日と当日だけ、という会もあるし、
千秋楽一週間前から毎日、と決めている会もある。
これは代々受け継がれたというほど古い決まり事ではないように思う。
一説によると、ターコ(麻実れい)さんの頃から白服が登場した、
という話だが、そうするとここ30年くらいのことか。
……今の若い人にとっては十分に昔の話ですね(^_^;。
さて、今回、大劇場千秋楽に行くにあたり
(話は前後するが、紆余曲折あって私は結局、大劇場千秋楽公演を
観られることになった。それで南座の海老蔵を昨日サバいた(爆))、
当初は私は、服装のことには全く頭がまわっていなかった。
それが先週、友人が、『千秋楽にはやっぱり白い服ですかね?』と、
メールで言ってきたので、そういえばそうかと漠然と思い出し、
セ○ールかニッ○ンで、伸縮素材の安価な白パンツでも買うか、
という程度のことをユルく考えていた。
しかし、今更なことだが昨夜になって、私は、
「違う。観劇だけじゃなかった。そのあとフェアウェルに行くんだ…」
と思い至った。
ソルーナさんのお別れというか卒業お祝いの会が、
千秋楽公演のあと、近くのホテルの宴会場で行われるので、
私はそれにも出席したいと、既に申し込みをしていたのだった。
360度のび~るパンツと綿100パー白Tシャツで行くなんて、あかん(爆)。
行ってから気づいたのでなくて、良かった。すげー良かった(T_T)。
しかし、上も下も白で、宴会場にそのまま行っても大丈夫な服って。
元来が私は、晴れ着か寝間着の二択に近い暮らしをしており、
PTA行事のための、ポリエステルの白ブラウスだけはあったが、
白で、それに合うスカートやパンツなど、全く持っていなかった。
ってか、普通の大人の上下白コーデって、花嫁さんでなければ、
ジャージか柔道着(白帯かっ)くらいしか、私の生活史には登場していない。
上も下も白、ってどんな着方があるのだろう、と検索してみたのだが、
問『上下が白でインナーが黒というコーデはアリですか』
答『靴は何色でもいいと思うけどマイケルジャクソンみたい』
という傑作な問答が見つかり、またウケてしまった。
結局、あちこち調べ、問い合わせをし、
今回のソルーナさんご卒業の千秋楽公演に関しては、
がっつり白で固めなくても大丈夫であることが、わかった。
勿論、「宝塚のサヨナラ公演」という雰囲気を考えれば、
やはり白系の服がいちばん無難だろうとは思われたが、
ともあれ、会には、特別な決まりごとは設けられていない、
ということが、判明した。助かった(^_^;。
それなら私は、去年のポゴレリチ来日公演時に着たものを、また着よう。
白ではないが濃い色でもなく、宴会場に耐える程度の街着だ。
ポゴレリチが帰って以来、クリーニング屋の札がついたままだったが、
うまい具合に季節も全く同じだし、これで一応、良いだろう。
それにしても、改めて興味深いことだと思ったのだが、
どうしてサヨナラを見送るファンが、白を着ることになったのだろう。
二夫にまみえず、の白喪服?
○○様以外に、ワタシが心を捧げることは今後ありません!という…
…いや、それはないよね……(逃)。
普通に考えて、真っ新なスタート、というくらいの意味だろうか。
何色にも染まっていない真新しい白で、門出を見送る。
卒業する生徒さんは、皆、その日を最後に、
宝塚という花園を出て、一から新たな出発をするのだから……。