【女性編】行列に何分までなら我慢して並ぶ?ランキング(マイナビニュース)
1位 30分 23.8%
2位 行列には並ばない 16.6%
3位 60分(1時間) 14.4%
4位 15分 10.9%
5位 目的のためなら何時間でもOK 10.6%
私は、気持ちはシツコいのだが身体的には耐久力がないので、
基本的に、ものごとを並んで解決するというような根性は無い。
買い物や食事のためだったら、「込んでるね。やめよう」で終わりだ。
つまり『行列には並ばない』が私の初期設定だ。
しかし、例外はある。
チケット購入と楽屋待ちだ(殴)。
家庭持ちになってからはさすがにやっていないが、
欲しいチケットのために夜明け前から並ぶ、場合によっては徹夜、
というのは二十代の頃には別に非常識なこととは思っていなかった。
並ばないと目的のチケットが手に入らないのであれば、
それが最善かつ唯一の手段だったからだ。
特に、チケットぴあに宝塚のチケットが下りて来ていなかった頃は、
「並び」がすべてだったので、そりゃもう皆さん劇場で並びました(^_^;。
その頃は勿論、インターネットもヤフーオークションも無かったのだ。
トップスターのサヨナラの千秋楽や前楽なんて、何日も並ぶのが普通で、
その挙げ句にチケットが手に入らず、なおも思い切れぬ我々を尻目に、
ありがたみもわかってない(爆)団体の修学旅行生なんかが悠々と観劇していて
「許せん(T_T)」と思った経験は、当時のファンなら皆あるはずだ。
ロビーで、そうした高校生に万札を持って近づいていって、
そのチケットを譲ってくれと頼む宝塚ファンもいたが、それは絶対あかんって(^_^;。
逆に、RCサクセションの広島公演は、競争率が低かったがゆえに(爆)、
早朝一番に行けば、最前列が取れる可能性が高かったので、
これまた、友人が私のアパートに合宿し、翌朝は日の出前から
10時開店の某プレイガイド前に行って、待ったものだった。
武道館や野音が定例化していた当時でも、広島になると、
忌野清志郎といえど、そんなに一般的な存在ではなかったのだ。
あれは頑張りがほぼ必ず報われて、並んだ経験のうちでは
最も後味の良いもののひとつだった。
そういえば昔、歌舞伎座で、何の公演のときだったか忘れたが、
私が行くと特定の人たちがいつも座席券売場の前にいて、
小規模に並んでいたことがあった。
何をしているのかと思ったら、翌月に売り出される「俳優祭」の
チケット購入のために、集団で場所取りをしているグループの人たちだ、
……と、これは友人が言っていたのだが、本当だったのだろうかな。
「俳優祭」なら争奪戦が厳しいから、アリかもしれないな、
とは思ったのだが、確かめるまでには至らなかった。
行列に耐える、という意味では、楽屋待ちも、
多くの場合、並んで待つことなしには参加できない。
システム化された楽屋待ちの筆頭は宝塚で、
各生徒さんごとのファンクラブ主導で
「入りのスタンバイ」「出のスタンバイ」時刻が決められており、
ファンクラブ会員であれば携帯にメールで案内が届くようになっている。
そういう情報を持っていない一般ファンでも、
大劇場・日比谷ともに、公演中は、開演時間のだいたい2時間前までに行けば、
ほとんどの生徒さんの「入り」が観られる。
「出」は終演後すぐから始まるが、結構待たされることもある。
舞台化粧でないので、誰なのか不明な顔をした生徒さんも多いですが(逃)。
大劇場のほうでは、公演中でなくお稽古中の生徒さんの、
入り出を待つことも、ファンクラブを中心に行事化しているが、
特に「出」のほうは、都合が変わりやすいので待ち時間が長くなることが多い。
携帯が普及する前は、公衆電話からファンクラブの録音メッセージを聞いて、
生徒さんの予定を確認したものだった。
今でもなんとなく思い出すのだが、十年以上前のある年の冬、宝塚大劇場で
大勢で並んで、たかこ(和央ようか)さんのお稽古の出待ちをしていたら、
先に終わったと思われる専科の上級生の生徒さんが出て来られて、
「寒い中、皆さん、ご苦労さんでございますね♪」
ととてもよく通る声で労って下さったことがあった(爆)。
まったく、本当にご苦労さんな話だった。
素面になって考えてみると、私達は一体、何なのだ(汗)。
例外的に歌舞伎は、役者さん全員が開演前に楽屋入りするわけではなく、
出演のある演目に間に合うように、各自の都合で来ることが多いので、
後援会に問い合わせをしてみて、待っていて良いと言われれば、
その役者さんの都合に合わせて楽屋口付近に行く、という段取りになる。
「出」のほうも同様だ。
普通は限られたファンしか来ないから、行列にはならない。
しかしこれは役者さん次第だと思う。
舞台以外は完全オフと捕らえ、楽屋待ちを嫌う役者さんもあるし、
人気俳優だと多忙のため、入り出でさえ急いでいることがあるからだ。
モラルの問題として、楽屋待ちは「しない」ことになっている業界もある。
ジャニーズなどはその典型ではないだろうか。
しかしライブの楽屋待ちは駄目でも、公開録画とかラジオ出演のときには
なんとなく入り出待ちOK、というジャンルもあるので、
これはもう、郷に入っては郷に従え、だ(^_^;。
やみくもに並んどけば目的が達成される、というものではないのと同時に、
その世界でのお約束事に対して、納得できないとか不条理だなんだとか、
自分の一般常識をタテに文句を付けるのはヤボというものだ。
そういえば、先月ポゴレリチの公演があったときに、
東京でも名古屋でも、終演後にサインをして貰うことができたのだが、
今回、初めてご一緒させて頂いた方々の中には、
そういうことが可能だというのを全くご存知なくて、
楽屋口にお誘いしたことを、とても喜んで下さった方々があった。そして、
「転妻さんは、宝塚で鍛えて、こういうことに強くなったんですか」
と訊ねられたりした(^_^;。
いや……、どうなんだろう、それは。やはり、そうなのかな。
並んで待ってみると、良いことがあるかもしれないという感覚は、宝塚由来か。
たかこさんを待つより、ポゴ氏を待つほうが百万倍ラクなのは確かだが。
ポゴ氏の楽屋出は早いし、こちとら、会服もスクワットもないしね(謎)。
ただ、私の印象では、クラシック音楽は「出待ち」には比較的寛容で、
演奏家がサインをしてくれるというのも、普通によくあることだ。
ポゴレリチだって80年代から、結構よくサインをしてくれていたし、
私としても、彼のときだけ突撃していたわけではなくて、
ほかの演奏家でも、時間が許せば楽屋口に行って並んでみることは多い。
それに、演奏が良かったときには、拍手をもって「見送る」ことのほうが、
むしろ私としては主目的なので、サインはして貰えなくても全く構わない。
はい終了!とばかり、潮が引くように皆が居なくなってしまうよりも、
演奏会の興奮さめやらず、大勢のファンが拍手で送ってくれるというほうが、
一般的には、やはり良いものではないかと思う。
勿論、演奏家によっては、そういう社交を一切嫌う人もあるし、
同じ人でも、日によっては疲れていてNGだったりもするから、
そこは心得て、臨機応変にしないといけないとは思うけれども。
基本的には、興行なんだからファンたるもの景気よく行動し、
しかし同時に、アーティスト・招聘元・会場などに迷惑はかけないように、
……といったあたりでしょうか(^_^;。