ときどき会うカナダ人男性が、先日、髪をとても短くしていた。
一年で一番寒い時期に、よりによってうんと短く刈ったとは。
トロントだかどこだかの出身だと聞いていたが、
広島の冬など寒くもなんともないってか(^_^;。
……と思ったら逆で、とても寒いから毛糸の帽子を被りたいと思い、
できるだけ短く髪を切ったのだ、と彼は言った。
外出時に帽子を被るには、ある程度、短い髪にしておくのが得策で、
そうでなければ帽子を脱いだ途端、髪がボワボワと乱れて困るのだそうだ。
その愛用の帽子のことを、彼は「トゥーク」と発音した。
聞いたことのない単語だった。
訊けば、これはフランス語起源のカナダの慣用表現というべきもので、
アメリカ人やイギリス人に「トゥーク」と言っても通じにくいだろう、
とのことだった。
形状としては、頭部をすっぽりと覆う、冬用のキャップ型のニット帽で、
頭頂部にポンポンのついているものが代表的なトゥークのスタイルだそうだ。
どう綴るのか、と訊ねたら、彼はトゥークの綴りを知らなかった。
toqueかtouqueだと思うんだけど、書く機会がなくて……、とのことだった。
帰宅して、ジーニアス英和辞典で引いたら、見出し語「tuque」で出ていた。
「トークtoqueも可。(カナダ)冬用の毛糸の帽子」、
英語の発音としては「/tu:k/ トゥーク」も「/tju:k/ テューク」もあった。
クラウン仏和辞典で引くと、「toque」(トク)で「(女性名詞)縁なし帽」。
ちなみにフランス語で「touque」(トゥク)は「(女性名詞)ブリキかん」。
私は今後、知ったかぶりなフランス語会話をしようとして、
「私は、お気に入りのブリキかんを被るために、髪を切りました」
などと胸を張って言ったりしないようにしなければな(^_^;。
ネットでtuqueを検索をしてみたらば、
Tuque(言語アーカイヴ)というのがヒットした。
『A tuque (カナダフランス語: tuque、時々また綴られる toque または touque 英語)編まれるある 帽子、最初に今しかしウールの頻繁にの 化学繊維冬の暖かさを提供するように、それは設計されている。』『Tuquesは冷たい雰囲気で不可欠、様々な形態で世界的に身に着けられている。 それらは映画の陳腐なdockworkersそして船員のための共通のかぶり物およびテレビになった。』
……出たな、機械翻訳(笑)。
ま、つまるところトゥークというのは、
例えばこんな感じのヤツってことで、FA?
(Ivo Pogorelić – a rebel with a cause.(Chopin 1810/2010))
それにしても、この『言語アーカイヴ』は凄いな。
「トップ10の記事」の上からふたつが、
「近親相姦」
「くすぐりの苦悶」
って、みんな一体、このページに何を求めているんだよ(^_^;。