西本智実×ミッシャ・マイスキー | 転妻よしこの道楽日記

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ミッシャ・マイスキーがソリストだったので、
西本智実×ラトビア国立交響楽団を聴きに行った。

西本智実withミッシャ・マイスキー&ラトビア国立交響楽団

回数の点からは、どうかすると私はポゴレリチの次に、
マイスキーの演奏会を数多く聴いているのではないかと思う。
私の、若い頃からのいろいろな想い出が一挙に蘇った、
きょうの、現在進行形のマイスキーのドヴォコンだった。
何より印象的だったのは、チェロ界の演歌師マイスキーは、
年を経て神様になり始めている、ということだった。
マイスキーのチェロは、ときどき天の声で歌うようになっていた。

西本智実さんは相変わらず美しい指揮ぶりで、
彼女の機敏さ、若さ、熱さが、よく感じられる演奏会だった。
彼女の人気で客層も広がっているらしく、
会場の雰囲気は良くも悪くも、いつものクラシックの音楽会よりは
ずっと自由な感じだった。
楽章間でも遠慮無く盛大な拍手が起こっていたことを
マイスキーやオケの面々は、いぶかしく思っただろうか、
それとも、楽章の出来映えへの率直な賛辞として喜んでいただろうか。

私自身は、楽章と楽章の間の「音のない部分」も曲の一部として
ひとつの「聴きどころ」だと感じているほうなので、
あまり拍手(や無遠慮な咳など)で分断されたくはないのだが
客席の生の反応もまた、演奏会ならではの「聴きどころ」、
という考え方もあるかな、などと、きょうは思ったりもした。