主人と私が今患っている風邪は、そもそもは娘から来た。
一週間前、彼女は発熱と鼻炎、咳などで学校を一日休み、
翌日には平熱になったので、声は戻らないまま登校を再開した。
つまり、今の私くらいの状態のときには、
もう不平も言わず、ちゃんと毎日、学校に行っていたわけだ。
エラかったなあ、と今更ながら思った。まったく遅ればせなんだけど。
声が出ないから、授業中指名されても、銀魂のエリザベスのごとく、
プラカードで『わかりません』『まちがえただろうが』とやるしかない、
とあの頃は私まで悪ノリして笑っていたのだが、可哀相なことをした。
どんなにしんどかったことだろう。
しかも、授業は毎日フルに七時間目まであったのだ。
「調理実習で棒々鶏を作って食べたときには、
ラー油を入れすぎて咽喉に染みて悶絶した」
「体育で持久走をしたときには、1キロ走らないうちに血の味がした」
と娘は述懐していた。