『道を聞くとき、どんな人に声をかけますか』という記事があった。
私は、自分が「道訊かれ顔」をしているのではないか、
という懸念が以前からあったので、このタイトルには俄然、心惹かれた。
記事内容には、「こういう人に訊く」という例として、
「親切そうなおじさん」
「にこにこした感じの人」
「同性で、断らなさそうに見える人」
「年配の人」
「服装とか髪型とか、見た目がとにかく普通っぽい人」
「ゆっくり歩いている人」
「ビーサンに無造作ヘアなど、いかにも地元っぽく見える人」
「信号待ちしている人」
「カップル(夫婦)など、2人くらいで歩いている人」
などが、あがっている。
ノーメイクOK、寝間着と紙一重のナリで出歩く私が「普通」か?
という点は大いに疑問なのだが、
際だって美しい人には畏れ多くて声がかけられない、
と考えるなら、私程度の人間には誰でも気軽に尋ねられる、
ということは言えるかもしれない。
「無造作ヘア」で「いかにも地元っぽい」は当たっているだろう。
どう見ても若くないし(苦笑)。
「話を聞く暇のありそうな、近所に住んでるっぽいオバちゃん」
だと判断して、私を選ぶのだな?
ただこの中で全く当てはまらないのは(「おじさん」はさておいて)
「ゆっくり歩いている人」という項目だ。
私は体調不良でさえなければ、歩くのが原則としてとても速い。
自家用車を持ったことがなく、どこでも徒歩が基準なので、
自慢じゃないが割と健脚なのと、
性質としても、日頃から血圧が高く、ケツに火のついた人間なので、
たらりたらりと動くことには、なんであれ耐えられないのだ。
が、私の経験の範囲では、私が目を釣り上げてスタスタ歩いていても、
道を尋ねる人にとっては、あまり関係ないように思う。
もうひとつ、この記事には興味深い指摘があった。
「海外に行ったとき、どう見ても日本人なのに、道を聞かれた」。
私の、ボストンでの体験がまさにコレだ。
あとはロンドンの地下鉄の駅で、どこそこへは何線に乗ったらいいかと
どう見ても現地人の黒人女性から訊かれたこともあった。
私自身、路線図と首っ引きで、路線名も知らず色だけ見て、
「最初は、えーと、この赤い丸ノ内線みたいなのに乗って、
ハルなんちゃらって駅で、都営三田線に乗り換えてー、
キングなんとかまで来たら、色の濃いめの半蔵門線に乗ってー」
と内心で計画を立てているレベルだったのに。
ちなみに、記事にある通り「カメラのシャッター」もよく頼まれる。
私はデジカメを持っておらず、どれがシャッターなのかも怪しいのだが、
世の中には結果的にチャレンジャーな人が実に多いということだ。
さらに、『あのー、今、何時ですか』
『ちょっと、これ、外してくれませんか』
『買い物して来るので、ここで荷物を見といて下さい』
の類の用事も、結構、言いつけられる。
勿論、全然知らない人から、だ。
みんな、私をなんだと思っているんだろう