今年も、立春を過ぎた翌日に、おひな様を飾った。
実家から娘の初節句に貰った親王飾りで、
これでさえも官舎では狭くて飾れなかったものだが、
マンションに来た御陰で、毎年、日の目を見ることになり
お人形のためにも嬉しく思っている。
実は、私は自分用の雛人形というものを持っていない。
そのかわり、実家には、80年前に私の母が生まれたときに
北陸のおばあちゃん(私の曾祖母だろう)が買ってくれた、
というイワクツキの、骨董品の七段飾りがある筈なのだが、
これももう、長い間、見ていない。
私「世間で、よく、人形の髪が伸びるとか言うよな・・・」
母「あんまり長いこと出してないんで、おヒナさん怒って、
ヒゲでも生やしてはるんやないかと心配になるねん」
私「たまには出してあげたら」
母「そんな体力、もうないわ」
という会話を、数年前に交わしたことがあったのだが、
あれからもやはり一度も取り出していないので、
80年前に制作された雛人形は、実家の土蔵の奥深く、眠り続けているのだ。
最後に出したのはいつだっただろう。
私が小学生だった頃には、今の実家で雛壇を見た記憶があるので、
三十数年間、触れていない、ということだろうか?
という話をしたら、友人某いわく、
「白骨化してたりして」
ひええええええええ