聴く者の後頭葉を活性化させて映像を伝える | 転妻よしこの道楽日記

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一年前と同じ箇所が扁桃炎になり、微熱プラス腹部不快、
つまり扁桃炎と大腸炎のセットという、定番の不調だ。
こういうときは、とりあえず寝るしかない。

ということで、きょうは朝から寝たり起きたり。
海堂尊『チーム・バチスタの栄光』(上)(下)を昨夜読み、
主人が貸してくれた映画のDVDも観て、
きょうはその続編『ナイチンゲールの沈黙』(上)(下)も
寝ながら読み終えた。

後者の小説に、傑出した歌い手が、自分の歌声に乗せて、
心の中にある情景を聴き手に強力に伝える、という描写があった。
ある種の歌手は、歌うことにより、まるで人前で裸になるように
聴く者に向かって、自分の心の中にある映像を
意識的あるいは無意識的に見せてしまうものらしい。
聴覚を通して視覚的な体験を実現させるわけだ。

ちょっとエスパーめいているが、わからないこともない。
なぜなら、確かに、ある種の演奏を聴くとき、私は、
自分が根本から揺さぶられるのを感じることがあるからだ。
それは音楽で良い気分になったなどというヌルい話ではない。
もっと強烈なものを否応なしに突きつけられる感じだ。
ポゴレリチを怖いと思うのはそういう点だ。

だがまあ、彼の演奏をどんなに心を澄まして聴いたとしても
彼の前夜の行動が聞き取れたりなんてことはないわけですが(爆)。


ということで、今夜は引き続き、
『ジェネラル・ルージュの凱旋』(上)(下)、行きます。